「ドラゴンボール」史上、最も小さい?かめはめ波 クリリンのお試しな一発がかわいい

AI要約

かめはめ波は、武天老師の必殺技として知られ、亀仙人が50年かけて体得した技で、悟空やヤムチャ、クリリンがなぜか誰にも教えられずに使えるようになった。

1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、全世界で2億6000万部を超える大ヒット漫画を原作として展開された。2024年には40周年記念作品として新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が放送予定。

孫悟空がかめはめ波を初めて撃ったのは、亀仙流への弟子入り前で、見よう見まねで試し打ちした結果車を破壊する威力を発揮した。

「ドラゴンボール」史上、最も小さい?かめはめ波 クリリンのお試しな一発がかわいい

 かめはめ波はその昔、武天老師の大技といわれ、編み出した本人でさえ体得するのに50年かかったという必殺技だ。初めて目の当たりにしたヤムチャが「この目で見ることができるとは……!!」と驚いたほどだった。しかし、亀仙人は弟子の孫悟空やクリリン、ヤムチャの誰にも教えたことがなかったにもかかわらず、なぜか全員が撃てるようになっていた。それがいつのことだったか覚えているファンはどれくらいいるだろうか。

 1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明の同名漫画が原作。シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える大ヒット漫画で、以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が秋に放送予定となっている。

 孫悟空(CV:野沢雅子)が初めてかめはめ波を撃ったのは、実はなんと亀仙流への弟子入り前。フライパン山を包むように燃え盛る火を消すために亀仙人(CV:宮内幸平)がかめはめ波を放ったとき、それを見ていた悟空が見よう見まねで試し打ちすると、なんと車を破壊するほどの威力のかめはめ波を出せてしまった。

 悟空がとんでもない才能の持ち主であることに違いはないが、亀仙人が50年の修業のすえに体得した技を一目見ただけでできるようになってしまうとは末恐ろしい限り。それから第22回天下一武道会に向けてヤムチャ(CV:古谷徹)も弟子入りし、クリリン(CV:田中真弓)とともに亀仙人のもとで修業の日々を送っていたが、かめはめ波を教わっていた様子は皆無だった。

 にもかかわらず、なんとヤムチャは密かにかめはめ波を習得しており天下一武道会第1試合、天津飯(CV:鈴置洋孝)との戦いで初披露した。残念ながらかめはめ波は天津飯に跳ね返されてしまったが、まさかの一撃に当時のファンは度肝をぬかれたことだろう。

 クリリンと餃子(CV:江森浩子)の対決となった第3試合、クリリンは餃子の舞空術とどどん波の前に苦戦を強いられた。宙を舞う相手に対して手も足も出ず、必死にどどん波を避けるしかない状況に「ボクにもかめはめ波がつかえたらな…!!」とつぶやくと、「ヤムチャさんはつかえた……ボクにもできるかもしれないぞ」と思いついた。

 「ちょっと練習してみよっと…」と試し撃ちした結果は、“ポッ”と出て“ポッ”と消えはしたものの、まさかの一発成功!あまりに小さすぎてかわいいオナラのようなかめはめ波だったが、クリリンもかめはめ波が撃てちゃうかも……!?と、どどん波対かめはめ波対決の行く末に息をのんだファンも多かったはずだ。

(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション