食欲そそる豪華な「ドラゴンボール飯」孫悟空の爆食ぶりが懐かしい!

AI要約

アニメに出てくる食べ物の美味しそうさや孫悟空の大食漢ぶりについて。

TVアニメ「ドラゴンボール」の人気や最新作について。

天下一武道会の前祝いでの食事シーンと亀仙人の懐事情について。

食欲そそる豪華な「ドラゴンボール飯」孫悟空の爆食ぶりが懐かしい!

 アニメに出てくる食べ物って、どうしてあんなに美味しそうなんでしょう?「ドラゴンボール」で頻繁に見る食事シーンもそのひとつ。さらに同作では、孫悟空の食欲のすごさも特筆もので、その豪快な食べっぷりに驚いた人も多いはず。

 1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明氏による同名漫画が原作。シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える大ヒット漫画で、以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月から放送される。

 第21回天下一武道会は、決勝戦で悟空(CV:野沢雅子)を破った亀仙人(CV:宮内幸平)扮するジャッキー・チュンの優勝で幕を閉じた。それから3年後、第22回天下一武道会が開催されるパパイヤ島に再び悟空ら出場者が集まった。

 久々の再会に弾む会話もそこそこに、翌日から始まる大会の景気づけにと亀仙人は「みんなで飯でも食いに行くか。明日からいよいよ厳しい戦いが始まる。今日は前祝いに好きなものを思いっきり食わしてやろう」と年長者らしい太っ腹なところを見せる。亀仙人はすっかり忘れていたのだ。悟空の常軌を逸した食いっぷりを。前回大会の打ち上げにとご馳走した食事代で優勝賞金50万ゼニーのうち47万ゼニーを使ってしまったことを。

 嬉しそうに「オラ食うぞ~」と目を輝かせる悟空を見て“大食漢ぶり”を思い出したのか、亀仙人は急に冷や汗をかきながら財布を確認。当然そんな大金を持ち合わせているはずもなく、「やっぱり試合前は腹八分にして……」と前言撤回するも時すでに遅し。一行は歩きだしてしまっていた。

 レストランの回転テーブルに豚の丸焼きやスープ、点心など豪華な食事がズラリと並ぶ光景はまさしく“ドラゴンボール飯”。ラーメンにチャーハン、豚まんに骨付き肉などを貪るように食べる面々の姿は見ていて気持ちよさすら感じるが、一方で冷や汗が止まらない様子の亀仙人には同情を禁じ得ない。

 結局亀仙人は会計の際、お金が足りないことを白状。そして今回も優勝するつもりだったのか「頼む!2、3日待ってくれ。そうすれば50万ゼニー手に入るんじゃ」と泣きついたのだった。その必死さに負けたのか、店主も「わ、わかりました…」とまさかのツケを承諾していた。

 悟空が久々に見せた爆食回だったが、結局この大会で亀仙人扮するジャッキー・チュンは天津飯(CV:鈴置洋孝)との準決勝で自ら勝負を降りている。果たしてツケは支払われたのか、気になるところだ。

(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション