五木ひろし、昭和の名歌手を歌い継ぐ特別ライブをスタート 連続10日間で藤山一郎、美空ひばりらを特集

AI要約

歌手、五木ひろし(76)が東京で歌手生活60年を記念したライブを開催。

初日は藤山一郎を特集し、名曲を忠実に歌い上げて感動を呼ぶ。

ライブはNHK BSで特番になる予定で、様々な名歌手の代表曲を披露する。

五木ひろし、昭和の名歌手を歌い継ぐ特別ライブをスタート 連続10日間で藤山一郎、美空ひばりらを特集

歌手、五木ひろし(76)が4日、東京・有楽町の劇場「アイマショウ」で、歌手生活60年を記念した「SUPER LIVE~五木の継承~」の初日を迎えた。

13日までの10日間連続で、昭和の歌謡史を彩った名歌手の代表曲を2日間ずつ歌う内容。この日は藤山一郎(1993年死去、享年82)を特集し、「長崎の鐘」や「青い山脈」など全12曲を原曲のキーに忠実に情感豊かに歌い上げ、満員の約400人を感動させた。5日も藤山を特集する。

今回のライブは本人の肝いり企画で、歌の合間には名曲にまつわる秘話も披露。「藤山さんとはNHKで初めて、歌の審査員と出場歌手の立場で会いました」と若い頃を回顧。「藤山さんは『長崎の鐘』をレコーディングしたとき風邪をこじらせていました。体調不良を押して見事に歌い上げ、作曲した古関裕而(ゆうじ)さんや医師を感激させたそうです」と明かした。

また、「青い山脈」については「作曲家の服部良一さんが、電車に揺られているときのリズムで思いつき、帰宅してから楽譜に書き留め、作詞の西條八十(やそ)さんに渡して完成したそうです」と昭和の〝歌謡曲博士〟らしく解説。「希望にあふれるこの歌はコロナ禍のカラオケで最も歌われた歌の一つとも聞いています」と続けた。

このほか、自らの新曲「こしの都」など5曲を含め全17曲を熱唱。6日からは2日間ずつ順に美空ひばり、三橋美智也、石原裕次郎、12、13日は霧島昇、岡晴夫、田端義夫らを特集する。今回のライブはNHK BSが11月、特番にまとめて放送予定。尊敬する歌手の名曲を歌い継ぐ五木の真骨頂あふれるライブと特番になりそうだ。