宇多田ヒカル、約26万人動員の6年ぶり全国ツアーを完走「お祝いとお疲れ様を言いたい」

AI要約

宇多田ヒカルが6年ぶりの全国ツアーを終え、台湾と香港でのアジア単独公演も成功。2万6千人を動員し感謝の気持ちを表明。

ツアーの最終公演では、初めてのKアリーナでファンとの距離を楽しんだ宇多田。早くも次の25年に目を向ける。

昨年25周年を迎えた宇多田が今年初のベストアルバムをリリースし、勢いに乗っている。最終公演では、代表曲を含む23曲を熱唱し、映像作品も発売へ。

宇多田ヒカル、約26万人動員の6年ぶり全国ツアーを完走「お祝いとお疲れ様を言いたい」

 シンガー・ソングライターの宇多田ヒカルが1日、神奈川・Kアリーナ横浜で6年ぶりとなる全国ツアー(9都市18公演)を完走した。台湾と香港で自身初のアジア単独公演も成功させ、約26万人を動員した。

 静寂に包まれた舞台に宇多田が立つと、割れんばかりの歓声が響き渡った。気持ちよく声援を浴びながら、昨年25周年を迎えた自身のキャリアを振り返った。「みんなと一緒に25年を振り返り、お祝いとお疲れ様を言いたかった。25年もあれば色んなことがあったと思うけど、自分がここに連れて来てもらえたと考えれば悪くない。良い25年でした」と感謝。「今はとにかく最高! これからの25年もいいものになれば。今夜一緒にいてくれてありがとう」と早くも50周年に向けて前を向いた。

 今回のツアーが、自身初のKアリーナの舞台になった。宇多田は「この会場はたくさんの人が入るけど、すごく近く見える。この日を一緒にいることを精いっぱい楽しんでね。客席をあおったりするのが苦手だったけど、少しはできる様になりました!」と“成長”を笑顔で報告。双眼鏡を使って客席を見渡すなど、ファンとのひとときを楽しんだ。

 昨年デビュー25周年を迎え、今年の4月には自身初のベストアルバム「SCIENCE FICTION」を発売。アルバムのストリーミング累計再生回数が1億回を突破し、勢いに乗り続ける。最終公演は1万8000人を前に、代表曲「光」「traveling」などメドレーを含め23曲を熱唱した。12月11日にツアーの様子が収録された映像作品が発売されることも発表された。