立川吉笑が真打ち昇進へ 若手落語家の注目株 9月20日に三人会

AI要約

令和4年のNHK新人落語大賞を受賞した立川吉笑が、来年に真打ちへ昇進することが決まった。

元お笑い芸人であり、平成22年に立川談笑に入門した吉笑は、古典落語の伝統と現代のテイストを融合した新作落語で高く評価されている。

目標は30人のトップ落語家に入ることであり、古典の力も重要だと考えている。

立川吉笑が真打ち昇進へ 若手落語家の注目株 9月20日に三人会

令和4年のNHK新人落語大賞に輝いた〝赤丸上昇中〟の立川吉笑(たてかわ・きっしょう、40)が、来年真打ちに昇進する。

京都教育大を中退し、お笑い芸人を目指すも落語へ進路変更、平成22年に立川談笑に入門した。「当時26歳。30歳までに芽を出したい」と1年5カ月で二つ目にスピード昇進。前座時代から作り続けた噺は、古典落語の世界観を生かしつつ、現代のテイストも取り入れた新作落語(擬古典)として高評価を得た。

目標は明確だ。落語会を満席にできる噺家を約30人とみて「いつか『トップ30』の仲間入りをしたい。古典の力もつけないといけません」。理論派かつ戦略的。「まぁ長所であり、短所でもあるのかな」

桂慶治朗、春風亭昇羊との三人会は9月20日午後7時から川崎市の中原市民館で。問い合わせはパインオリジン(044・989・8548)。(喜多由浩)