和歌山カレー事件を見つめ直す異色のドキュメンタリー「マミー」など国内外の話題作が続々【ナゴヤキネマ・ノイ9月の上映作品】

AI要約

名古屋・今池にあるミニシアター「ナゴヤキネマ・ノイ」で上映中のドキュメンタリー作品について紹介。和歌山カレー事件や他の注目作品が取り上げられている。

特に注目されている作品には、福島原発事故をテーマにした作品やリオデジャネイロの裏社会を描いた作品などがある。

上映作品の詳細や予約方法などは公式ホームページで確認可能。火曜日定休や臨時休館に関する情報も含まれている。

和歌山カレー事件を見つめ直す異色のドキュメンタリー「マミー」など国内外の話題作が続々【ナゴヤキネマ・ノイ9月の上映作品】

 名古屋・今池に今年3月オープンしたミニシアター「ナゴヤキネマ・ノイ」。1998年に発生した「和歌山カレー事件」をテーマにした二村真弘監督のドキュメンタリー「マミー」(2024年)が9月20日まで上映されている。

 容疑者として逮捕された女性はすでに死刑判決が確定しているが、今も無実を訴えている。二村監督は捜査や報道関係者だけでなく家族にも入念な取材を行い、事件の経緯を見つめ直し、目撃証言や科学鑑定の虚を突く異色作となっている。

 このほか、ブラジル・リオデジャネイロの裏社会を牛耳るトランス系女王の下で麻薬売買など最も疎外された闇の中の人々を描く「THE DEVIL QUEEN デビルクイーン」(1973年)を13日まで、イタリアのアルド・モーロ元首相の誘拐殺害事件をマルコ・ペロッキオ監督が映画化した「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間」(2022年)を7日から13日までそれぞれ上映。

 2011年東日本大震災被災者のその後を描き続ける小森はるか監督が、福島県いわき市の復興公営住宅で暮らす浪江、双葉など福島第一原発の立地地域から避難した住民を「歌」で支援する人々を描く「ラジオ下神白 あのとき あのまちの音楽から いまここへ」(2023年)を21日から27日まで上映する。

 上映作品の詳細やタイムスケジュール、入場料金などの詳細はナゴヤキネマ・ノイ公式ホームページで。各作品の上映1時間前まで公式サイトからプリペイド購入による座席の予約が可能。毎週火曜日休館、9月3日から6日までは機材調整のため臨時休館する。