セガ フェイブの「ePICO たいけん100エディション」は、田植えから月面探査までいろいろな"体験"が楽しめる!【#東京おもちゃショー】

AI要約

セガ フェイブが発表した「ePICO たいけん100エディション」は、セガの名を冠した知育玩具であり、幅広い年齢層に対応している。

商品は、多彩な体験を提供するために6軸センサーや振動機能を備えたeペンとマットで構成されており、TVに接続して遊ぶことができる。

体験内容は多岐にわたり、イルカのパフォーマンスや月面調査など様々なコンテンツを楽しむことができる。

セガ フェイブの「ePICO たいけん100エディション」は、田植えから月面探査までいろいろな

 東京おもちゃショー2024の注目商品の1つはなんと言ってもセガ フェイブの「ePICO(イーピコ) たいけん100エディション」だろう。セガの「キッズコンピュータ・PICO(ピコ)」の名を受け継ぐ「体験知育」が楽しめる商品だ。10月10日発売予定で、価格は30,800円。

 セガ フェイブの前身はセガ トイズ。2024年4月にセガからアーケードゲーム事業や、セガプライズなどの関連業務を吸収分割により移管を受けて社名を変更した。従来の玩具事業だけではなく、アーケードゲームなどアミューズメント事業の展開、プライズの開発などを行っていく。「ePICO たいけん100エディション」は今回のセガ フェイブブースの目玉商品だ。

 「ePICO たいけん100エディション」は対象年齢‎3歳以上。6軸センサーやマイク、振動機能が盛り込まれた「eペン」と前後左右の矢印と真ん中に足の形が描かれた「マット」で構成されている。TVに繋ぐことで様々なゲームを楽しむことができ、ゲームを通じていろいろなことを"体験"できる。

 子供達はどういったことを知り、どういったことを学ぶか? 「お米ができる田んぼはどういった作業でお米を植え、食卓に上がるご飯になるか」、「月面では重力が地球上と比べると1/6になるというが、具体的にはどんなものか?」などなど、ゲームを通じ子供はいろいろな知識を学び、その上で自分がどんなことに興味があったり、好きかを知ることができる。お父さんやお母さんの仕事を知るきっかけにもなる。

 「ePICO たいけん100エディション」は100もの"体験"を収録、魚釣り、田植え、相撲、化石発掘、電車の運転、月面調査など、あらゆるジャンルのゲームを楽しむことができる。今回は試遊として10の体験メニューが用意されていた。この体験はおもちゃショー一般日でも可能だ。

 今回体験したのは「イルカのパフォーマンス」と「げつめんちょうさ」。他にも「にんじゃ」、「すもう」、「しょうぼうし」など魅力的なメニューがあった。「イルカのパフォーマンス」は水族館のイルカの調教師の体験ができるゲームだ。ペンを使用しイルカを思ったように演技させることができる。

 最初に行うのはイルカを"なでる"こと。実際に目の前にイルカがいてその頭をなでるように左右にペンを振ることで、イルカは手でなでられたかのように喜ぶ。ふれあいの次は曲芸だ。ペンを左右に振ったり、上に持ち上げることで、指示に従ってイルカは左右にジャンプしたり、垂直にジャンプする。

 もう1つ体験したのが、「げつめんちょうさ」だ。こちらは足のマットを使う。中央の足の位置で左右の足のマークを踏むことで月面を歩ける。月面は重力が地球の1/6なので、跳ねるように進むことができる。そしてジャンプだ。一度しゃがみ、飛び上がることで宇宙服を着たプレーヤーは通常の何杯もの高さと距離を移動できる。

 月面には"アイテム"も落ちていて、マットの左右の矢印を踏むことで宇宙飛行士が移動しアイテムをゲットできる。月面には飛び越えなければ行けないクレーターなどもあり、コースの可能性も感じられた。最初は移動するだけで楽しく、そこからゲーム要素も盛り込まれるようだ。

 今回は2つだけの体験だったが、試遊版でも10の体験が用意されていて、製品版では100のコンテンツが用意される。ペンは振るだけでなく、画面にタッチしたり、絵を描いたりできるほか、ケースに刺すことでジョイスティックとしても使えるという。

 セガ フェイブは元々家庭用ゲーム機、アーケードゲーム機の知識や経験を活かした上で、「すみっコぐらしパソコン」やスマホ型トイなどで玩具としてのインターフェースの技術の蓄積もある。「ePICO たいけん100エディション」今後大きな可能性を持った商品だと感じた。製品版もぜひ触ってみたい。

(C)SEGA FAVE 2024