旧ジャニーズ、ファンクラブ運営の新会社設立 スマイル社から独立へ

AI要約

ジャニーズ事務所のファンクラブが分割され、新たに設立された「FAMILY CLUB」が運営を引き継ぐことが発表された。

FAMILY CLUBは10月2日から活動開始予定で、会員向けのサービスはこれまで通り提供されるとしている。

分社された会社は段階的にスマイル社の株主から撤退し、ファンクラブの収益を受け取らない方針を示している。

旧ジャニーズ、ファンクラブ運営の新会社設立 スマイル社から独立へ

 故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、「SMILE-UP.(スマイルアップ)」(旧ジャニーズ事務所)は26日、同社のファンクラブ事業を分割し、新たに設立した会社「FAMILY CLUB(ファミリークラブ)」が10月2日から運営を引き継ぐ、とファンクラブ会員向けに発表した。登録情報なども同社が引き継ぎ、「これまでと変わらないサービスを提供していく」としている。

 ファンクラブ「ファミリークラブ」は、入会金1千円、年会費4千円、会員の総数は1千万人ともいわれる。多額な収益が見込まれる運営事業を、スマイル社が継続することへの批判の声が上がっていた。

 スマイル社のこれまでの発表によると、ファンクラブは当初、タレントのマネジメント業務などを引き継いだ「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」への譲渡を検討した。しかし、起業して間もないスタート社への譲渡は、贈与税の負担などの点から厳しく、一方で同社が新たにファンクラブを立ち上げることも難しいと断念。そこで今夏をめどに分社し、ファンクラブを独立させる方針を示していた。

 スマイル社は分社当初はファミリークラブ社の株主として残るが、段階的に保有割合を減らし、配当などの利益を受け取らないとしている。