海軍から海賊へ転職、10歳サバ読んでた…『ワンピ』「新世界編」離脱組はひっくり返る新事実

AI要約

マンガ『ONE PIECE』は長編作品で、最終章「エッグヘッド編」に入り、新事実が明らかになる。例えば、女海賊ボニーの実年齢や海軍大将クザンの変わった姿などが驚きと興味を呼ぶ。

クザンは海軍を辞めて黒ひげ海賊団に加入し、意気投合する姿が描かれる。一方、ロビンの過去に関わる巨人族のサウロが生存していた事実も判明し、再会が期待されている。

物語の謎が解き明かされる過程が楽しい『ONE PIECE』の魅力を紹介。読者を驚かせる展開が続く中、キャラクターたちの過去やつながりが徐々に明らかになっている。

海軍から海賊へ転職、10歳サバ読んでた…『ワンピ』「新世界編」離脱組はひっくり返る新事実

 マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』は、コミックス第109巻まで刊行されている長編作品ということもあり、途中で読むのをやめてしまった読者も多いのではないでしょうか?

 最終章である「エッグヘッド編」に突入した同作では、「新世界編」で離脱した読者が驚くような新事実がたくさんあります。

 まずは「エッグヘッド編」で活躍する女海賊「ジュエリー・ボニー」です。彼女は、「シャボンディ諸島編」での初登場の際、成人女性の姿をしていました。コミックス第68巻に収録された読者からの質問コーナー「SBS」では、彼女の年齢について「能力の為、推定」と注釈が入りつつ「22歳」(2年前の時点)とされていたこともあり、読者は長い間ボニーが成人女性だと考えていたことでしょう。

 しかし、コミックス108巻1098話で、ボニーの実年齢はわずか「12歳」だということが判明します。主人公である「モンキー・D・ルフィ」が17歳に海へ出ていることからボニーの「すごさ」に驚きます。実は、ボニーの特徴的な口紅の塗り方が着目されており「ボニーは子供だから、口紅を塗るのが下手なのか!」と、初登場時からの「伏線」に納得したファンもいました。

 そして、新世界編から離脱した読者は、かつての強敵の変わり果てた姿に驚くことでしょう。新世界編以前とは正反対の立場になっているのが、かつての「海軍大将」のひとり「青キジ」こと「クザン」です。クザンは「麦わらの一味」の考古学者「ニコ・ロビン」の過去を知る人物として、コミックス34巻318話で初登場しました。また、「マリンフォード頂上戦争」では、義兄である「ポートガス・D・エース」を助けようとするルフィの前に立ちはだかります。

 まさに「海軍の代表」のような存在だったクザンは、現在、海軍を辞めて「黒ひげ海賊団」に加入し、船長の「黒ひげ」こと「マーシャル・D・ティーチ」らと行動をともにしています。作中ではティーチと意気投合したような描写もあり、クザンが何を考えているのか戸惑うファンも多いです。

 最後に、ロビンの過去に大きく関わっているもうひとりの人物、「巨人族」で元海軍本部中将の「ハグワール・D・サウロ」も「エッグヘッド編」で衝撃の事実が明かされました。サウロは、海軍による「バスターコール」の犠牲となったロビンの故郷「オハラ」から彼女を逃がすため、クザンの「ヒエヒエの実」の能力で全身氷漬けにされてしまい、死亡したと思われていました。

 ところが、コミックス106巻1066話で、「Dr.ベガパンク」の口から、実はサウロが生きていたことが明かされます。まさかの生存にファンの間に衝撃が走るとともに、サウロとロビンの再会を期待する声が高まっていました。

 このように「新世界編」以前から登場していたキャラクターの事実が、最終章になってから次々と明かされています。物語の前半の謎が、時間をかけて解き明かされるというのも『ONE PIECE』の持つ面白さのひとつではないでしょうか。