「思わずビビった…」意外な一面に困惑…普段はおだやかなキャラが「ガチギレ」したシーン

AI要約

漫画やアニメのキャラには、穏やかすぎて何を考えているのか分からないキャラがいるが、その中でも怒ると本気で怖いキャラが存在する。

『クレヨンしんちゃん』のボーちゃんや『黒子のバスケ』の黒子テツヤなど、普段は怒らないキャラが怒ったエピソードを通じて、周囲を驚かせる場面もある。

これらのキャラたちは普段おとなしいため、怒る姿がめったに見られず、そのギャップが印象的である。

「思わずビビった…」意外な一面に困惑…普段はおだやかなキャラが「ガチギレ」したシーン

 漫画やアニメのキャラには、あまりにも穏やかすぎて何を考えているのか良く分からないキャラがいる。

 しかしそういうキャラこそ、ここぞという時に本気の怒りを見せると、「こいつだけは怒らせたら絶対にマズい」という空気になる。普段まったく怒らないからこそよけいに印象に残るのだろう……。

 そこで今回は、まったくといっていいほど怒らないキャラが、ガチギレして周りをびっくりさせてしまったエピソードを紹介したい。

 まずは臼井儀人さん原作の『クレヨンしんちゃん』のエピソードから見ていこう。それがボーちゃんとマサオくんの喧嘩である。

 ボーちゃんといえば、いつもぼんやりとしていて何を考えているのかよくわからないキャラだが、いざというときは頼りになる面もある。そのため、ボーちゃんが感情的になるところはあまり見たことがない……。

 そんなボーちゃんが怒る数少ないシーンが、アニメ474話「マサオくんとボーちゃんが絶交だゾ」の回だ。何が原因で怒ったのかというと、ボーちゃんの自慢の石のコレクションをマサオくんに見下されたからである。

 ボーちゃんにとってコレクションの石を馬鹿にされるのは耐えがたいらしく、ここでは珍しく感情をあらわに。そばで見ていた風間くんとネネちゃんも非常に焦って、あわてて仲裁に入っていた。しんちゃんはそんな状況でも相変わらずマイペースだったが……。

 それだけボーちゃんが怒るのは珍しく、皆はなんとかして彼の怒りを鎮めようと奮闘。普段はおっとりしているだけに、怒っている姿を見て相当危機感をおぼえたのだろう……。

 次は藤巻忠俊さんによる『黒子のバスケ』の黒子テツヤが怒った場面を紹介していこう。黒子は喜怒哀楽があまり伝わってこないキャラで、何があってもあまり動じない。それが彼の強みでもある「影の薄さ」にも繋がっている気がする……。

 そんな彼は、自分が暴力を振るわれたり、暴言を吐かれたりしても怒らないのだが、味方選手がラフプレーをされた時は違った。

 黒子が所属する誠凛高校が霧崎第一高校と試合したとき、花宮真をはじめとする対戦相手は、肘打ちや足の踏みつけなどであからさまに怪我をさせようと狙ってきた。そのため誠凛高校の面々は普段通りのバスケができず、ペースを乱されてしまう。こうした卑怯なやり方や、それを楽しんでいるかのような花宮の態度に、黒子はかつてないほどの激しい怒りをみせた。

 それを観客席で見ていたかつての黒子の相棒・青峰大輝は休憩中、花宮に「アンタはテツを怒らせた」と語り、彼にはもう勝ち目がないと告げる。そしてその言葉通り、黒子は花宮も読めないパスを出して突破口を作り出し、誠凛を勝利へと導いたのだ。

 黒子は自分のことはともかく、仲間を傷つけられたりバスケを馬鹿にされたりするのは許せないようである。めったに怒らないからこそ、このときの黒子にはゾクッとしてしまった。