【披露】小谷実可子(57)混合デュエットで新境地「50歳過ぎてもまだまだ成長」今年3月世界マスターズで金メダル

AI要約

小谷実可子さん(57)がシンクロショーを披露し、観客から大きな歓声を浴びた。

小谷さんと安部篤史さんのデュエットで金メダルを獲得し、観客を魅了。

小谷さんは30年ぶりに現役復帰し、男性とのデュエットも初挑戦。アーティスティックスイミングの未来に期待。

【披露】小谷実可子(57)混合デュエットで新境地「50歳過ぎてもまだまだ成長」今年3月世界マスターズで金メダル

2024年8月18日、東京・稲城市にあるよみうりランドのプールWAIの脇を囲む大勢の観客が心待ちにしていたのは…、“シンクロ界のレジェンド”小谷実可子さん(57)のシンクロショー。

57歳とは思えない小谷さんの美しい演技に、観客からは大きな歓声が上がりました。

この日行われたのは、1988年のソウルオリンピックで、ソロとデュエットで銅メダルを獲得した小谷実可子さん57歳と、世界水泳で日本のアーティスティックスイミング史上初の男性メダリストとなった安部篤史さん41歳のシンクロショー。

今年3月に行われた世界マスターズ選手権のアーティスティックスイミング混合デュエットでペアを組み、見事、金メダルを獲得した2人。その際に披露した演目「オペラ座の怪人」で観客を魅了しました。

 

40代女性:

ずっと“シンクロといえば小谷さん”みたいな感じだったので、現役のオリンピックされてた時と全然変わらないからすごい!

50代男性:

いやいやいやいや、もうマジね、泣いた。オリンピック思い出しちゃって。レジェンド。いくら年齢重ねてもやっぱり全然違うと思いました。

57歳となった今も、キレのあるしなやかな演技ですが、小谷さんが競技に復帰したのは去年のこと。実に30年ぶりの“現役復帰”について、めざまし8は話を聞きました。

小谷実可子さん:

全身筋肉痛で、筋肉痛がひどすぎて眠れないので鎮痛剤を飲んだりとか、足がつるので、色々な物を貼ったり。生きるか死ぬかの挑戦でしたけど、それが楽しいですね。自分の限界に毎日挑戦できるっていうのが。

しかし、30年のブランクを全く感じさせず、去年、世界マスターズ水泳選手権で見事、3つの金メダルを獲得。

そんな小谷さんにとっても、男性との「デュエット」は初めての挑戦です。

小谷実可子さん:

パリオリンピックからアーティスティックスイミングにルール上男性も参加できるようになって。女性だけのスポーツではない、男女でやるスポーツなんだよって、ジェンダーレスなスポーツになったっていうことを発信したいという思いが2人にあって。プラスそのためにはまだまだ競技人口も少ない、男子スイマーたちの普及につながるように、私たちが泳いでそれが少しでも発信につながったら良いねって声をかけたら、悩んだ末に引き受けてくれて。

安部篤史さん:

僕たち誕生日が実は一緒で、誕生日のメッセージと共にどうですかというお声がけいただいて、考えて、決意させていただきました

今回のパリオリンピック、アーティスティックスイミングの日本勢は、デュエットの比嘉・佐藤ペアが8位、チームでは5位と、惜しくもメダル獲得とはなりませんでした。そんな“マーメイドジャパン”の戦いぶりを“レジェンド”はどう見たのでしょうか?

小谷実可子さん:

メンバーも変わったり、曲も新しくしたり、オリンピックの舞台が初めてという新しいコーチで、本当に挑戦者たちだったと思うんですけど、その中でできることはやり尽くして、頑張っていたんではないかなと思います。若い新しいメンバーなので、ロサンゼルスオリンピックに向けて今しっかり休んで充電してほしいです。

アーティスティックスイミングの未来を見据える小谷さん。“レジェンド”の飽くなき挑戦に、ファンも…、

50代女性:

もうすごく世代としては、勇気づけられるというか、スターですね。かっこいい。憧れの人です。

小谷実可子さん:

一歩踏み出すというか、人生50から、50を過ぎてもまだまだ成長できるし、楽しいことはこれからだと思うので、ぜひ同世代の皆様、「私はこれを頑張る」というのを見つけていただいて、一緒にキラキラしましょう!(年齢は)関係ないですね。 生涯、現役。

(『めざまし8』 2024年8月19日放送より)