アラン・ドロンさん死去で榊原郁恵も注目度急上昇 77年発売の曲に登場
フランスの世界的俳優アラン・ドロンさんの死去に関連し、Xでは歌手・榊原郁恵への言及が続いた。
日本では「二枚目」の代名詞的存在だったドロンさんは榊原のデビューシングルにも登場し、懐かしみのコメントが寄せられた。
ドロンさんは日本で外タレブームを牽引し、多くの俳優に影響を与える存在であり、「象徴」として称えられた。
18日に死去が明らかになったフランスの世界的俳優アラン・ドロンさんに関連し、X(旧ツイッター)では歌手・榊原郁恵に言及する投稿が続いた。榊原はデビューした1977年、「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」をリリースしている。
88歳で旅立ったドロンさん。日本では「二枚目」の代名詞的存在のスターで、当時18歳だった榊原の同曲では、「甘い言葉」をささやく例えとして「アラン・ドロンのふり」という表現が使われた。作詞は森雪之丞氏。
訃報を受けて「一番初めに頭に浮かんだ榊原郁恵さんのヒット曲」「アラン・ドロンの名前を知ったのはこの曲!」「シングル買いました」などとXには懐かしむコメントが寄せられた。
ドロンさんは、レナウン(当時)の紳士服ブランド「ダーバン」ができて2年目の71年、CMに起用される。その前年には男性化粧品「マンダム」が米俳優チャールズ・ブロンソンさん(2003年死去)のCMで話題を呼び、ドロンさんともども日本における「外タレ」ブームの牽引役となった。
とりわけ、ドロンさんは「ハンサム」を絵に描いたような存在で、76年には太田裕美のヒット曲「赤いハイヒール」の中にその名が登場。松本隆作詞だった。「和製ドロン」には多くの俳優が例えられ、70年代にデビューした草刈正雄も名を連ねた。
そんなドロンさんは、まさに「象徴」と呼べるスターだった。