古市憲寿氏 岸田首相は「解散する勇気なかったのかな」広島サミット後なら自民「ある程度、票数取れてた」

AI要約

古市氏は岸田首相の総裁選不出馬について、リーダーにはやりたいことが重要だと指摘。岸田首相の目的があまり明確でなかったことに言及した。

古市氏は人事と政策の違いを強調し、岸田首相の行動にタイミングの問題も指摘。広島サミット後の衆院選解散が適切だったか疑問を示した。

古市憲寿氏 岸田首相は「解散する勇気なかったのかな」広島サミット後なら自民「ある程度、票数取れてた」

 社会学者の古市憲寿氏(39)が18日、フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。岸田文雄首相が来月行われる自民党総裁選に不出馬を表明したことに言及した。

 番組では岸田首相が総裁選不出馬を表明したことを受け「ポスト岸田」について議論を交わした。

 古市氏は「リーダーって何やりたいって目的ある人だと思う。“これがやりたい”ってあると人気者になれるんですよ」と指摘。MCの東野幸治も「小泉(純一郎)さんなら、郵政民営化。トップになって“日本をこうします!”ってことでしょ?」と目的を持ったリーダーは人気を得やすいとうなずいた。

 だからこそ、古市氏は「賛否両論あるとしても、“これやりたい!”って人に、人は付いていくじゃないですか。岸田さんって最後までやりたいことが一番分からなかったなって」と岸田首相が成し遂げたかったことが見えなかったとした。

 東野が「岸田さんは首相になった時、“人事がしたい”って言った」と指摘。ただ、古市氏は「もちろんトップって人事権が一番強力な権力だし、合ってるけど、それは別じゃないですか」と人事と「日本をこうしたい」というのは別の話と断言した。

 その上で「あと、タイミングがちょっと読めなかった。2023年5月ですか。広島サミットの後に衆院選をしていれば自民党はある程度、票数が取れてたと思うんですよ。その時に解散する勇気がなかったのかな」とも指摘した。