立川志らく、“暴言騒動”フワちゃんから謝罪の連絡　ネットでの罵詈雑言に「卑怯者」

　落語家の立川志らくが10日、自身のXを更新。タレント・フワちゃんが巻き起こした“暴言騒動”について言及した。志らくはフワちゃんから「馬鹿なことをしてしまいました、すみません」と謝罪の連絡を受けたことを明かした。

　当時、フワちゃんはTBS系『グッとラック！』の金曜レギュラーとして出演していたが、悲惨な事件についてコメントを求められた際、言葉に詰まり、涙が止まらなくなったという。その場面を見守っていた志らくは、生放送の最後にこう声をかけた。

「フワちゃん、さっきの事件でコメントを求められて泣いてしまい、何も言葉を発せなかった。コメンテーターとしては失格かもしれないけれど、人間としては正解だよ」

　この言葉に、フワちゃんは志らくに対して好意を深めたという。だが、この好意の背景には深い理由があったようだ。

「後に知るのだが彼女が私に好意的な理由は、数年前、まだ彼女が無名だった頃、ある人生相談バラエティ的な番組に私はコメンテーターで、彼女は相談側という形で男性の人と二人で登場していた。内容は忘れてしまったが、多くのコメンテーターは彼女を非難し、男性を擁護したのだが、何故だか私はフワちゃんを擁護したらしい。その事を彼女は強烈に覚えていて私に恩を感じていたとのこと。だから『グッとラック』にも二つ返事で出演したのとこと」

　さらに、志らくが司会を務めたNHKの『演芸図鑑』では、対談相手にフワちゃんを指名したこともあった。「この番組の対談相手は大物ばかり。それこそ演歌歌手の大御所や、落語界の人間国宝など。スタッフは、フワちゃんが真面目な対談になるか心配していたが、彼女はしっかりと自分の言葉で話し、1時間以上も続けていた。スタッフは感心していた」と回想した。

　今回の“暴言騒動”について、志らくは「今回の件も私に、馬鹿のことをしてしまいました、すみませんと謝ってきた。彼女の呼び捨ては芸人としてのスタイル。今回の出来事は許されるものではない。これが番組内ならばギャグですむ場合もあった。現に『死ねばいいのに』なんて言葉、バラエティにはよく出てくる。文章で送ったからNG。ただね、嫌なのがここぞとばかり彼女のこれまでの非礼を取り上げてフワちゃん叩きを発信するタレントやコメンテーター連中。普段から言えよ。卑怯者。まさに水に落ちた犬を叩く。それと批判はいいが、彼女に対してネットで罵詈雑言をいう人々。フワちゃんがやす子に言った言葉とどう違うのか？」と持論を展開。

　そして、「ちなみに落語は、人間は弱いもの、間違える生き物だと教えてくれる。それを良いと言っているのではない。人間とはそんなもんだと認めてあげる。それが落語。だからフワちゃんは今回の件、十分に反省すればいい。そうすれば私はまたフワちゃんを応援します」とつづった。

　なお、フワちゃんは11日に芸能活動を一時休止することを自身のXで発表した。