62歳俳優の色気がダダ漏れ!Netflix『地面師たち』残虐シーンで見せつけた“凄まじい魅力”

AI要約

7月25日から配信開始されたNetflixシリーズ『地面師たち』(全7話)。実際に起きた積水ハウス地面師詐欺事件をモデルにした新庄耕氏による同名小説が原作。地面師グループの活動やメンバー、注目を集める要因について紹介。

Netflixの日本トップ10や週間グローバルトップ10で好成績を収めている。原作の面白さやドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』の演出を担当した大根仁の存在も挙げられる。

豊川悦司演じる謎多き男・ハリソンのキャラクターに注目が集まっている。彼の異常性や色気が視聴者を魅了している。

62歳俳優の色気がダダ漏れ!Netflix『地面師たち』残虐シーンで見せつけた“凄まじい魅力”

 7月25日から配信開始されたNetflixシリーズ『地面師たち』(全7話)。2017年に実際に起きた被害額約55億円に上る「積水ハウス地面師詐欺事件」をモデルにした新庄耕氏による同名小説が原作の本作。

 リーダーのハリソン山中(豊川悦司)を筆頭に、後ろ暗い過去を持つ交渉役・辻本拓海(綾野剛)、うさんくさい関西弁が特徴的な元司法書士の法律屋・後藤善雄(ピエール瀧)、なりすまし役のキャスティングを行う手配師・稲葉麗子(小池栄子)、土地や物件の情報を収集する情報屋・竹下(北村一輝)、身分証や公的証書の偽造を手掛けるニンベン師・長井(染谷将太)が所属する地面師グループが、不動産企業を罠にかける姿を描いたクライムサスペンスとなっている。

※本記事には同作品の一部ネタバレを含みます。

 Netflixの日本トップ10(テレビ部門、7月22日~28日)で初登場1位に君臨、週間グローバルトップ10(テレビ・非英語部門)でも8位にランクイン。国内外から大きな注目を集めており、しばらくはランキング上位を維持していきそうな本作。これだけ注目を集めている要因として、原作の面白さがあってこそなのは言わずもがな。加えて、こちらも大きな話題を集めたドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(フジテレビ・関西テレビ系、2022年)の演出を務めた大根仁が脚本と監督を担当していることも挙げられる。

 ただ、地面師グループを束ねる謎多き男・ハリソン役を務める豊川の色気の凄まじさに、心を奪われている人が多いことも主要因と言って良い。ハリソンは人が殺される瞬間がとにかくお好みなようで、1話終盤で“役目を終えた”なりすまし役の高齢男性がトラックにひかれる映像を見ながら、ウィスキーをクイっといくシーンがある。“ハリソンという登場人物の異常性”を視聴者に紹介するドラマ序盤における重要なシーンだ。豊川は表情としぐさだけで、そのことに説得力を与えていた。豊川の溢れんばかりの色気があったからこそ成立できていたように思う。