<松岡昌宏>「準備をしていくのは芝居だけ」 多方面で活動を続ける秘訣は

AI要約

WOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 密告はうたう2 警視庁監察ファイル」で、TOKIOの松岡昌宏さんが主演する佐良正輝役に挑戦。続編に驚き、監督や制作陣の手腕を絶賛。

松岡昌宏さんが、前作で経験したことのない作品に出会い、43歳という年齢とのタイミングが良かったと感謝。

役作りに取り組む中で、監督の意識する画や難しいセリフに向き合い、新たな挑戦を楽しんでいることを明かす。

<松岡昌宏>「準備をしていくのは芝居だけ」 多方面で活動を続ける秘訣は

 WOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 密告はうたう2 警視庁監察ファイル」で、主人公・警視庁人事一課監察係(通称・ジンイチ)の佐良正輝役を演じる「TOKIO」の松岡昌宏さん。本シリーズを「自分が今まで経験したことのない作品」と語る松岡さんに、作品や自身の活動について聞いた。

 ◇続編に「びっくり」 佐良との出合いは「タイミングが良かった」

 ドラマは、伊兼源太郎さんの小説「ブラックリスト 警視庁監察ファイル」「残響 警視庁監察ファイル」(ともに実業之日本社)が原作。4万人を超える警視庁職員の不正を取り締まり、「警察の中の警察」と恐れられる警視庁人事一課、監察係の知られざる内部捜査を描いた本格サスペンスだ。

 2021年に放送された前作の好評を受けての続編だが、「前作の温度感などから、しっかり完結した印象もあった。続編があることに率直にびっくりしました」と語る松岡さん。

 評価された点を「ただ普通に作品が面白いのだと思います。それと“内片(輝監督)マジック”というか。監督特有の躍動感ある動き。そこじゃないですか」と言及し、「画もすてき。あんなに画にこだわる監督は、自分も5人は知らないです」と監督や制作陣の手腕を絶賛する。

 松岡さん自身、前作では「自分が今まで経験したことのない作品だった。43歳の頃で、『こういったものを経験できる年齢になった』と思った」と感じ、「タイミング的にもちょうど良かったのでしょう」と作品や役との出合いに感謝する。

 役作りでは「佐良をどうもう一回戻すか。監督の中で揺るぎない画があるので、どれだけ前の佐良と今の佐良の違いを作れるか」を意識。そして「この作品でしかやっていない」というルーティンを明かす。

 「(普段は)現場で作って「頑張りましょう」とはじめるタイプだけど、(本シリーズは)朝起きたときにまずせりふを言わないと言えない。伝わりにくいせりふや覚えにくいせりふを朝起きて必ずブツブツ言う作業が必要な作品。前作もそうだった」