ひろゆき氏、K2邦人遭難に「スポンサーの存在は下山を躊躇させる。支援とスポンサーは命取り」

AI要約

「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏が、パキスタンのK2で滑落した登山家2人の救助活動が終了したことに言及。

ひろゆき氏は支援とスポンサーが登山家の命取りになる可能性を指摘。

滑落した2人の大きな亀裂があって崩落による二重遭難の恐れがあったため、救助活動が打ち切られた。

ひろゆき氏は手の指9本が欠けている登山家が無責任な支援を受け不可能とされるエベレスト南西壁に挑戦して死亡する事例を挙げ、支援者の無謀な期待に警鐘を鳴らす。

登山者はスポンサーや支援によって無茶な挑戦を強いられ、その結果命を落とす可能性があることを憂慮している。

ひろゆき氏、K2邦人遭難に「スポンサーの存在は下山を躊躇させる。支援とスポンサーは命取り」

 「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(47)が7日、パキスタンの高峰K2(8611メートル)で滑落した、山岳カメラマンでクライマーの平出和也さん(45)と中島健郎さん(39)の救助活動が7月30日に打ち切られたことについて言及した。

 ひろゆき氏は山岳ライターが過去20年で、8000m以上の難壁をアルパインスタイルで登攀したのは4組しかおらず、超高難度だと指摘しているnoteを引用。「手の指9本が欠けてるのに”単独無酸素エベレスト南西壁”に挑んだ栗城史多さんも死亡。無責任な支援者は『不可能を可能にしてくれる』と登山家に期待し、スポンサーの存在は下山を躊躇させる」とした上で「支援とスポンサーは登山家の命取り」とつづった。

 平出さんと中島さんが所属する登山用品販売の石井スポーツによると、2人は日本時間の7月27日午前11時半ごろ、K2西壁で登山中、約7000メートル地点で滑落した。現地で手配したヘリコプターのパイロットが同日、2人の位置を確認したが着陸はできなかった。地上からの救助も難しいとの報告もあったという。

 同30日、2人に動きがないとの情報が伝えられ、2人の上部に大きな亀裂があって崩落による二重遭難の恐れがあることなどから、家族の同意の下で同日午後2時、救助活動の終了を決めた。