鈴木伸之が竜戦士に!? 本物のユニホームでバンテリンドームで撮影 10月12日スタート、フジ系主演ドラマ「バントマン」

AI要約

俳優鈴木伸之がドラマ「バントマン」で主演を務める。元プロ野球選手が戦力外通告を受け、第2の人生を奮闘するストーリー。

ドラマは中日ドラゴンズと東海テレビが制作。撮影には本拠地バンテリンドームを使用し、ドラゴンズのOBも出演予定。

鈴木はプロ野球選手になる夢を持っており、役作りのため特訓を重ねる。立浪和義監督も鈴木の演技を絶賛。

鈴木伸之が竜戦士に!? 本物のユニホームでバンテリンドームで撮影 10月12日スタート、フジ系主演ドラマ「バントマン」

 俳優鈴木伸之(31)が、10月12日スタートのフジテレビ系ドラマ「バントマン」(土曜午後11時40分、東海テレビ制作)で主演を務めることが6日、分かった。鈴木が演じるのはプロ野球・中日ドラゴンズの選手として活躍するも戦力外通告を受け、第2の人生で奮闘する主人公。実際のユニホームに袖を通し〝竜戦士〟となった鈴木は「まさかドラゴンズのユニホームを着てバンテリンドームナゴヤの打席に立てるとは」と大喜びで撮影に臨んだ。

 ドラゴンズと東海テレビが制作する〝土ドラ〟が初タッグ。鈴木演じる柳澤大翔は、ドラゴンズからドラフト1位指名を受け2010年に入団。プロ入り初ヒットが初ホームランと華々しいデビューを飾りホームラン打者として活躍するも、度重なるケガなどで24年に戦力外通告を受ける。第2の人生では一般企業に入社。華やかな世界から犠牲バントのように、誰かのためにチャンスを提供する地味な〝バントマンの道〟を歩んでいく。

 ドラゴンズの全面協力で、鈴木が着用するユニホームは主人公が活躍した時代に実際に使われていたものを使用。撮影を本拠地・バンテリンドームで行うなど本物にこだわった。ドラゴンズのOBも出演するという。

 子どものころはプロ野球選手に憧れていたという鈴木。父親が大の野球好きだったため、自宅のテレビでは常に野球中継が流れていたといい、自身も中学2年までクラブチームに所属し4番打者として活躍。ケガで野球を断念しただけに、今回のオファーには「ワクワクもしたし、自分に務まるのかすごくプレッシャーも感じました」と率直に語った。「どうしたらプロ野球選手に見えるのか、時間があれば練習をしています。手にマメが何度もできて、テーピングを巻かないと痛くてバットを振ることができない時もありました」と役づくりのため特訓を重ねた。

 バンテリンドームでの撮影ではホームラン打者のように快音を連発し、スタンドに向け鋭い打球を飛ばした。撮影を通じてすっかりドラゴンズファンになったようで、撮影が終わるとすぐにドラゴンズの試合結果をチェックし一喜一憂。「ドラゴンズの選手の役を演じさせてもらったからこそ、これまでとはちょっと違った思いで応援しています」。好きな選手にはスラッガーの細川成也を挙げ「野球にひたむきに向き合っているのをすごく感じます」と説明した。

 ◇立浪和義監督も絶賛

 ドラゴンズとコラボしたドラマに立浪和義監督も興味津々。鈴木の打撃フォームをチェックし「鈴木さんはさすが野球経験者ですね! バットがちゃんと内側から出ていて、きれいなスイングをしています。身長も高いし、フォームを見ても野球をやっていたことが一目で分かります」と絶賛した。

 監督になってからドラマを見ることが多くなったという立浪監督。「プロ野球選手は選手生活が終わってからの人生が長いので、セカンドキャリアをどう描くのかも非常に興味があります。何より中日ドラゴンズと連続ドラマが初めてコラボしているので期待は大きいですね」とオンエアを楽しみにしているようだ。