ジョー・ストラマーら出演「ストレート・トゥ・ヘル」新カット追加バージョンを上映

AI要約

映画「ストレート・トゥ・ヘル：リターンズ」が8月30日に東京・シネマート新宿で公開。1987年製作「ストレート・トゥ・ヘル」の公開当時にカットされたシーンが残されたディレクターズカット版のインターポジから映像と音声のリマスターを行い、新たなシーンも追加した91分版だ。このバージョンは日本では長らく配信もソフト化もされておらず、本上映が初公開となる。

本作はクエンティン・タランティーノやロバート・ロドリゲスらに影響を与えたとされる監督アレックス・コックスが、セルジオ・レオーネのマカロニウェスタンにオマージュを捧げた異色西部劇。依頼された仕事に失敗した3人の殺し屋と1人の妊婦が銀行強盗を起こし、逃走することで物語は展開していく。砂漠の真ん中で乗った車がエンストし、仕方なく近くのさびれた街に身を潜める3人。しかしそこは血の気の多い無法者が取り仕切る危ない街で、殺し屋たちとの銃撃戦が始まる。サイ・リチャードソン、ジョー・ストラマー、ディック・ルード、コートニー・ラヴ、ザ・ポーグス、エルヴィス・コステロ、デニス・ホッパー、グレース・ジョーンズ、エドワード・チューダー・ポール、ジム・ジャームッシュが出演した。

当時コックスは、映画「シド・アンド・ナンシー」でサウンドトラックを担当したザ・クラッシュのストラマーと、コステロ、ポーグスらを率いた大規模なツアーを計画していたが予算の関係で頓挫。その際ストラマーに「マカロニウェスタンでも撮らないか？」と提案され、製作が始まった。撮影期間は4週間で、脚本変更やシーン追加が繰り返される中で完成した。YouTubeでは予告編が公開中。