キャサリン妃、亡き義母と「同じ称号」で呼ばれることに"ためらい"...?葛藤が明らかに

AI要約

キャサリン皇太子妃は、ダイアナ元妃との比較によるストレスから、プリンセス・オブ・ウェールズの称号の使用を辞退しようと考えていたが、最終的には受け入れ、ロイヤルとして活動してきた。

ウィリアム王子が即位し、プリンス・オブ・ウェールズの称号を受け継ぐ際、キャサリン妃もプリンセス・オブ・ウェールズの称号を使用することを決意した。

チャールズ国王はキャサリン妃を「新たなプリンセス・オブ・ウェールズ」と呼び、称号の使用を誇りに思っていることを示唆した。

キャサリン妃、亡き義母と「同じ称号」で呼ばれることに

2011年にウィリアム皇太子と結婚したキャサリン皇太子妃は、その何年も前から、亡き義母ダイアナ元妃と比較されてきた。国民に深く愛された元妃が、いまも変わらずアイコニックな存在として、世界中の人々の心に残っていることは間違いない。

近く出版されるキャサリン妃の伝記『Catherine, the Princess of Wales』によると、キャサリン妃はそうした比較のために、「プリンセス・オブ・ウェールズ」の称号の使用を辞退しようかと考えるまでになっていたという。

その伝記の著者、ジャーナリストのロバート・ジョブソン氏は新著の抜粋の中で、「チャールズ皇太子の長男と結婚すれば、いずれ亡き義母の例に倣うことになるとわかっていました。ですが、(皇太子妃を指す)『プリンセス・オブ・ウェールズ』になることは、彼女にとってほとんど魅力のないことでした」と述べている。

「ダイアナ元妃の突然の死は、非常に大きな怒りと悲しみをもたらしました。そして(キャサリン妃は)、元妃との比較は避けられないことだと理解していました。2人の女性たちの類似点と相違点は詳細に分析され、王室内においてさえ、それは延々と続けられています」

「キャサリン妃はそうした議論に大きなストレスを感じていました。実際、彼女はそのことを理由に、(肩書として『コーンウォール公爵夫人』を使用することを選んだ)カミラ王妃と同じように、(称号を受け継ぐときがきたら)『プリンセス・オブ・ウェールズ』の使用を辞退しようかと考えるまでになっていました」

チャールズ国王が即位した2022年、その長男であるウィリアム王子は皇太子となり、「コーンウォール公爵」や(次期国王に与えられる)「プリンス・オブ・ウェールズ」など複数の称号を父から受け継いだ。同時にキャサリン妃にも、「コーンウォール公爵夫人」「プリンセス・オブ・ウェールズ」などの称号が与えられた。

このとき、キャサリン妃はカミラ王妃がそうしたように、「公にはウェールズ公妃の肩書を使用しない」ことを選択することもできた。だが、最終的にはダイアナ元妃に与えられていたこの称号の使用を決意。1997年の元妃の死去以来、誰も名乗ることがなかった「プリンセス・オブ・ウェールズ」を正式に使用する最初のロイヤルとなった。

ジョブソン氏は新著に、次のようにもつづっている。

「この称号が受け入れられるのに、十分なだけの時間が経ちました。それに、キャサリン妃はその人柄が(プリンセス・オブ・ウェールズにふさわしいと)認められるのに十分なだけの長い期間、世界を舞台に活動を全うしてきました」

チャールズ国王は君主として初めて行ったスピーチのなかで、ロイヤルたちの称号の変更を明らかにした。プリンス・オブ・ウエールズの称号を長男に与えることを「誇りに思う」と述べるのと同時に、キャサリン妃のことを「私たちの新たなプリンセス・オブ・ウエールズ」と呼んでいた。