「Xbox 360 ストア」は7月29日でサービス終了。ゲームの購入や再DLなど閉鎖後にできること・できないこと

AI要約

Microsoftが2005年12月に発売したゲーム機「Xbox 360」が、20年目に突入し、サービス終了を迎える。Xbox 360ストアやマーケットプレイスのサービス終了により、購入不可となるコンテンツや再ダウンロード可能なコンテンツが存在する。

Xbox 360ストアの閉鎖に伴い、全てのコンテンツが購入不可となるが、後方互換対応タイトルはMicrosoftストアで引き続き購入が可能。重要なタイトルは7月29日までに購入する必要がある。

閉鎖後もXbox 360本体で再ダウンロードが可能であり、セーブデータはクラウドにバックアップして移行可能。オンラインサービスやマルチプレイ機能は引き続き利用可能。

「Xbox 360 ストア」は7月29日でサービス終了。ゲームの購入や再DLなど閉鎖後にできること・できないこと

 Microsoftが2005年12月に発売したゲーム機「Xbox 360」。今年で発売から19年を迎え、いよいよ20年に突入しようとしている名機が、今一つの終わりを迎えようとしている。それが「Xbox 360 ストア」および「Xbox 360 マーケットプレイス」のサービス終了だ。

 7月29日にサービスを終了する「Xbox 360 ストア/マーケットプレイス」では、Xbox 360用のゲームやDLC、アプリ、映画などのコンテンツが配信されていた。そこで本稿では「Xbox 360 ストア」のサービス終了で購入できなるコンテンツや、再ダウンロードは可能なのか、今後も引き続きプレイできるのかなど、ストア閉鎖後にできなくなること、引き続きできることを紹介していく。

■ 全てのコンテンツは購入不可に。一方で“後方互換対応タイトル”はMicrosoftストアで購入可能

 まず「Xbox 360 ストア」の閉鎖によって、ストアで配信されていたコンテンツは全て購入不可となる。これには有料・無料を問わず、ゲームや追加コンテンツ、アプリ、ゲーム内アイテムの購入、映画やTV番組といったコンテンツ、サブスクリプションの更新も含まれるため注意が必要だ。

 一方、Xbox Series X|SやXbox Oneでもプレイ可能なXbox 360の“後方互換対応タイトル”は、Microsoftストアにて引き続き購入可能。こちらは公式ページより確認可能で、本稿執筆現在で全482タイトルが対象となっており、「斑鳩」や「悪魔上ドラキュラX 月下の夜想曲」、「ファイナルファンタジーXIII」などがラインナップされている。

 だが、後方互換に対応していないタイトルについては、7月29日をもって購入できなくなってしまう。「アイドルマスター ライブフォーユー!(バンダイナムコゲームス)」や「Rez HD(キューエンタテインメント)」、「旋光の輪舞 Rev.X(グレフ)」といった名作が残されているので、終了前に購入しておきたいところだ。

 なおアカウントにある残高は、Xbox Series X|SやXbox One、マイクロソフト公式サイトでゲームを購入する際に引き続き利用できるため、返金手続きなどは行なわれない。

■ 閉鎖後もXbox 360本体に再ダウンロード可能! クラウド使用でセーブデータも移行できる

 これまでに購入したコンテンツについては、ストア閉鎖後も再ダウンロードが可能だ。設定の「アカウント」より「ダウンロード履歴」を選択することで、過去に購入したコンテンツが表示される。ゲームのアップデートデータも配信されるので、最新パッチを適用してプレイできる。

 またセーブデータは、クラウドにバックアップして別のXbox 360に移行できるほか、後方互換対応タイトルについてはXbox Series X|SやXbox Oneに引き継ぐこともできる。愛用しているXbox 360が故障する前に、セーブデータをバックアップしておこう。なお、クラウドバックアップにはサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」に加入しておく必要がある。

■ オンラインサービスやマルチプレイ機能は引き続き利用可能!

 「Xbox 360 ストア」のサービス終了によって「オンライン関係の機能が全て使えなくなる」と誤解してしまう方もいるかもしれない。だが、ストア閉鎖後も引き続きオンラインサービスやマルチプレイといった機能は利用できるため、そこは安心してほしい。

 だがゲームごとにサポート状況が異なるため、既にオンラインサービスを終了しているタイトルもあり、まだサービスを継続しているタイトルも今後終了してしまう可能性を否定できない。Xbox 360が動いていて、オンラインサービスが利用できる内に思い出のタイトルをプレイすることをオススメする。

■ ストア閉鎖までもうすぐ! 「Xbox 360」で買い忘れたタイトルを購入しておこう

 もう間近に迫っている「Xbox 360 ストア」の閉鎖。現在販売中のコンテンツについては7月29日をもって購入できなくなるが、これまでに購入したコンテンツの再ダウンロードやアップデート、オンラインサービスなどは引き続き利用できる。また“後方互換”によって、一部のタイトルはこれからもXbox Series Xなどでプレイできるのは“Xbox”の魅力の一つだろう。

 そろそろ20年を迎える「Xbox 360」。この土日は久しぶりに「Xbox 360」を取り出して、買い忘れていたタイトルを購入したり、過去に購入したコンテンツの再ダウンロード、セーブデータのバックアップをしながら、当時の思い出を振り返ってみるのもいいかもしれない。

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