はぐれメタルも一網打尽!? ファミコン版『ドラクエ』で試行錯誤した「メタル狩り」の秘策

AI要約

ファミコン時代の『ドラクエ』シリーズにおけるメタル狩りの楽しみと苦労を振り返る。

『ドラクエ3』でのはぐれメタルの厄介さと、ドラゴラムの活用法。

メタル狩りの経験値の上限と、倒した際に得られる経験値の特徴。

はぐれメタルも一網打尽!? ファミコン版『ドラクエ』で試行錯誤した「メタル狩り」の秘策

『ドラゴンクエスト』シリーズにおいて、倒した際に大量の経験値をくれる魔物といえばメタル系のモンスターだ。とくにファミコン世代にとって、『ドラクエ4』でメタルキングが登場するまで、出会いたい魔物ナンバーワンは「はぐれメタル」であり、出会ったからには絶対逃したくない相手だった。

 最近のシリーズでこそ「メタル狩り」に特化したスキルなども登場して倒しやすくなったが、ファミコンの時代は倒すための攻略手段も限られていた。

 また、当時はインターネットなどなかった時代なので、どうやったら逃がさずに狩れるのか、いろんな方法を試してみたり、友だちと情報交換をしたりと試行錯誤したものである。

 そんなファミコン時代のレベル上げの醍醐味だった「メタル狩り」において、とくにお世話になった手段を振り返ってみよう。

『ドラクエ3』のはぐれメタルは、HPが6程度。呪文は効かず、守備力は1000を越えており、攻撃が当たっても1ダメージしか与えられない。それなのに、すぐに逃げてしまう習性があるので、倒すのは至難の業だった。

 そんななか、頼りになったのが「ドラゴラム」の呪文だ。ファミコン版『ドラクエ3』のドラゴラムだけは特殊な性質を持っていて、どんな相手にも守備力を無視して最低でも50%分のダメージを与えることができた。

 つまり、敵が逃げる前にドラゴラムでドラゴンに変身し、炎を吐くことさえできれば、はぐれメタルだろうと確実に一掃することが可能なのである。

 ただし、ドラゴラムは変身するだけで1ターンを消費するうえに、次のターンも行動順ははぐれメタルよりも後になりがち。2ターンの逃げる隙を与えてしまうのが難点ではある。そこで、はぐれメタルが大量出現した場合は、一か八か、仲間に「ピオリム」の呪文ですばやさを上げてもらうのも手だった。

 なお、はぐれメタルを1体倒した際に得られる経験値は40200(4人パーティの場合は1人あたり10050)。確かにばく大な経験値だが、ファミコン版『ドラクエ3』は、一戦あたりに得られる経験値の上限が「65535」と決まっているので、一気に2体以上のはぐれメタルを倒しても、得られる経験値は変わらなかった。