中村勘九郎&中村七之助、父・勘三郎の追善公演も大詰め 「楽しみ」「それしか頭にない」地方巡業の楽しみ明かす

AI要約

歌舞伎俳優の中村勘九郎(42)と中村七之助(41)が追善公演の取材会を開いた。

彼らは父である中村勘三郎の追悼を行う全国ツアーを締めくくる公演を行うことを発表した。

また、地方巡業の楽しみとしてサウナを楽しむことや、舞台での思い出を語るなど、日常生活や芸能活動についても言及した。

中村勘九郎&中村七之助、父・勘三郎の追善公演も大詰め 「楽しみ」「それしか頭にない」地方巡業の楽しみ明かす

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(42)と中村七之助(41)が24日、東京都内で「十八世中村勘三郎 十三回忌追善 錦秋歌舞伎特別公演2024」合同取材会を開いた。

 10月2日から20日まで全国11カ所を巡る一門の自主公演で、約1年かけた追善公演の締めくくりとなる。「若鶴彩競廓景色(わかづるいろどりきそうさとげしき)」と「舞鶴五條橋(ぶかくごじょうばし)」を上演する。

 勘九郎は「私たちの肉体を通して父の面影を見て”中村屋スピリッツ”を見て」とアピール。七之助も「1年通して追善をやらせていただき、父が歩んできた人生が偉大だったんだなと常に感じる」と話した。

 地方巡業の楽しみを尋ねられた2人は”サウナ”と口をそろえ、勘九郎は「(中村)鶴松くんがコロナ禍でサウナ・スパ健康アドバイザーという資格を取り、歌舞伎界にサウナを普及している。私たちも普及されまして、全国のサウナに行けるのも楽しみ」。春の巡業から”サウナー”になったという七之助も「それしか頭にない」と笑わせた。

 「舞鶴―」は祖父・十七代目中村勘三郎の俳名を冠したゆかりの演目だが、春公演では勘九郎の体調不良で急きょ七之助が弁慶を演じるハプニングも発生。七之助は「41歳になって弁慶を初役でやるとは夢にも思わなかった。父から『お客さんが待っているからやりなさいよ』と言われたのかな」と回想。勘九郎は「秋は体調をキープして迷惑をかけないようにしたい」と気を引き締めた。