timelesz、セクゾの夢追いかける 全国アリーナツアー「episode0」横浜アリーナ公演

AI要約

新生timeleszの横浜アリーナ公演を報告。中島健人脱退後の初ツアーで、ファンに感謝を伝えるステージ。

新メンバーオーディションの開催やEP「timelesz」のリリースなど、新章への布石を敷く活動が続く。

メンバーの前向きな決意とファンへの思いを込めたステージで、今後の挑戦への意気込みを示す。

timelesz、セクゾの夢追いかける 全国アリーナツアー「episode0」横浜アリーナ公演

 アイドルグループ「timelesz(タイムレス)」が23日、全国アリーナツアー「episode0」(7都市25公演)の横浜アリーナ公演を開催した。今年3月末で中島健人(30)が脱退し、グループ名を「Sexy Zone」から改名後初のツアーとなる。ツアーコンセプトは「新生timeleszからのあいさつまわり」で、〝セクゾ〟時代の歴史や楽曲も大切にしながら、新章の扉を開くステージに。客席には元メンバーのマリウス葉さん(24)の姿もあった。

 「止まらないで 止まらないでよ」という、新章を迎えたグループにぴったりなメッセージがこもった楽曲「RUN」でオープニングを迎えると、単独公演ではグループ初のムービングステージ(客席上空を移動するステージ)で早速ファンに〝あいさつ回り〟した。「新生timeleszです。会いたかった? 僕らも会いたかったぞ!」。佐藤勝利(27)のシャウトに1万5000人のsecondz(ファン)が大声援で応えた。

 グループ名の一新とともに新メンバーオーディションの開催を発表していたtimelesz。来年初頭にはニューフェースが加入予定で、菊池風磨(29)、佐藤、松島聡(26)の3人で回るツアーは今回が最初で最後となる。

 6月19日にはtimelesz名義の第1弾作品となるEP(ミニアルバム)「timelesz」をリリース。「龍のように力強く舞い上がってほしい」という意味を込め、山下智久がプロデュースしたリード曲「Anthem」のほか、セクゾ名義のシングル曲「puzzle」など全7曲を収録。同作は「オリコン」週間シングルランキング1位と、幸先よい新章幕開けとなった。

 これらの楽曲や「夏のハイドレンジア」「ぎゅっと」、それぞれのソロ曲などを織り交ぜた35曲を披露。本編クライマックスで一人ひとりが、自分たちの揺るぎない決意とファンへの思いを口にした。

 慣れ親しんだグループ名の変更や所属事務所では前例のない新メンバーの募集。快く思わないファンが続出することは目に見えていた。菊池は「ただ、僕たちはそれでも前を向きます。ではなぜ無我夢中で走り続けるのか。それは僕たちが見たい景色は、5人のSexy Zoneがかなえたかった、大きな大きな夢だからです。5大ドームも国立(競技場公演)も制覇も。僕たち5人で思い描いた夢は、これからもtimeleszが追いかけていきます。Sexy Zoneという『宝』を抱き締めながら、これからも前に進んでいきます」と決意表明し、温かい声援を浴びた。

 佐藤と松島もそれぞれ「いろんな戸惑いや不安を与えてしまった分、見たことがない景色を絶対に見せたいなと思います」「活動を通じて一生懸命頑張っていきますので、少しずつ付いてきてもらえたらうれしいです」と語った。グループ名が変わってもさらなる高みを目指して走り続ける。