信じているからこそ迷いなし!フリーレンに「撃て」と伝える幻影ヒンメルの名場面

AI要約

心揺さぶるセリフや場面が多いアニメ「葬送のフリーレン」にあって、序盤の名シーンのひとつに挙げられるのがフリーレン(CV:種崎敦美)がヒンメル(CV:岡本信彦)の幻影と対峙する第5話だろう。ヒンメルが自身のことを「撃て」とフリーレンに伝え、フリーレンも「そうだね」と迷いなく撃つシーンは、今見ても秀逸だ。

現在配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きる魔法使いのフリーレンが“人を知るための旅”に出る物語だ。

人間とは比べ物にならないほど永い時間を生きるエルフであるフリーレンにとって、ヒンメルと過ごした10年に及ぶ魔王討伐の冒険は特別なものだった。他人への興味が薄かったフリーレンは知らず知らずのうちにヒンメルに影響を受けていたようで、ヒンメルの死後「もっと人間を知ろうと思う」と旅立つに至る。

信じているからこそ迷いなし!フリーレンに「撃て」と伝える幻影ヒンメルの名場面

 心揺さぶるセリフや場面が多いアニメ「葬送のフリーレン」にあって、序盤の名シーンのひとつに挙げられるのがフリーレン(CV:種崎敦美)がヒンメル(CV:岡本信彦)の幻影と対峙する第5話だろう。ヒンメルが自身のことを「撃て」とフリーレンに伝え、フリーレンも「そうだね」と迷いなく撃つシーンは、今見ても秀逸だ。

 現在配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きる魔法使いのフリーレンが“人を知るための旅”に出る物語だ。数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得ている原作コミックスは既刊13巻で累計2200万部を突破。2023年9月から2024年3月にかけて放送されたTVアニメは、毎話放送後関連ワードがいくつもX(旧Twitter)でトレンド入りするほどの盛り上がりを見せ、大ヒット作となった。

 人間とは比べ物にならないほど永い時間を生きるエルフであるフリーレンにとって、ヒンメルと過ごした10年に及ぶ魔王討伐の冒険は特別なものだった。他人への興味が薄かったフリーレンは知らず知らずのうちにヒンメルに影響を受けていたようで、ヒンメルの死後「もっと人間を知ろうと思う」と旅立つに至る。ともに過ごした10年の間、ヒンメルもまたフリーレンに特別な想いを抱いていたようだった。

 第5話でフリーレンとフェルン(CV:市ノ瀬加那)は旅の途中、幻影鬼(アインザーム)と対峙することになった。幻影鬼は、狙った相手に大切な人の幻影を見せて惑わせ、捕食する魔物だ。フリーレンは以前にも幻影鬼と戦った経験があり、そのときは自身の師匠である大魔法使いフランメ(CV:田中敦子)の幻影が現れた。今回もまた師匠が出てくると考えたフリーレンだったが、目の前に現れたのはヒンメルの幻影だった。

 幻影鬼は相手の記憶を利用して“大切な人”の幻影を見せる。ヒンメルが現れたことでフリーレンは驚きつつも「私も少しは変わっているってことかな」と嬉しげな表情を浮かべた。幻影鬼が作り出す幻影は見る者を惑わせる言動をとる。しかし、現れたヒンメルが微笑みながら口にした言葉は「フリーレン、撃て」だった。フリーレンもまた「そうだね、ヒンメルならそう言う」と迷わず攻撃魔法を放ち、幻影のヒンメルをかき消した。

 フリーレンの心の中のヒンメルの投影ともいえる幻影が口にした「撃て」に、視聴者から「ホンマこのイケメン勇者がよ……」「フリーレンがヒンメルを凄く信頼してたんだなって思えて良かった」と反響が続出。「大好きだこのシーン」など絶賛する声が多く上がっていた。

※種崎敦美の「崎」は、正式には“たつさき” 

(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会