なんで人間の寿命は短いんだ…死にゆく仲間との別れに涙するフリーレンが切なすぎる

AI要約

「葬送のフリーレン」で魔王を倒したパーティーのヒンメルは、人気のある勇者だが、カッコよくないエピソードも明かされる。

アニメ「葬送のフリーレン」は原作コミックスの人気を受けて大ヒット作となった。

ヒンメルとフリーレンの過去の出来事が明かされ、ヒンメルの意外な一面が描かれた。

なんで人間の寿命は短いんだ…死にゆく仲間との別れに涙するフリーレンが切なすぎる

 「葬送のフリーレン」で魔王を倒したパーティーのヒンメルといえば、誰からも愛される優しい勇者だが、話が進むにつれてあまりカッコよくないエピソードがちょくちょく明かされていくのも面白いところ。イタズラをした子どもに対するキレ方が「ヒンメル、怒るとこそこじゃないwww」と視聴者の笑いを誘ったのが第3話だ。

 現在配信中のアニメ「葬送のフリーレン」は、「週刊少年サンデー」で連載中の原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、1000年以上生きる魔法使いのフリーレンが“人を知るための旅”に出る物語だ。数々の賞を受賞するなど絶大な支持と評価を得ている原作コミックスは既刊13巻で累計2200万部を突破。2023年9月から2024年3月にかけて放送されたTVアニメは、毎話放送後関連ワードがいくつもX(旧Twitter)でトレンド入りするほどの盛り上がりを見せ、大ヒット作となった。

 ヒンメルが天命を全うした際、自身がヒンメルのことを何も知らずにいたことを悔やみ「もっと人間を知ろうと思う」と旅に出たフリーレン(CV:種崎敦美)。弟子のフェルン(CV:市ノ瀬加那)と訪れたとある村は、80年前に“腐敗の賢老”の異名を持つ魔族クヴァールをフリーレンとヒンメルらが封印した場所だった。当時は倒せず封印するにとどまったクヴァールを、フリーレンとフェルンは80年間で格段に進化した魔法であらためて討伐。完全に滅ぼした。

 クヴァールの脅威から解放され、「これで私達も平穏に暮らせます」と村人はフリーレンらに礼を言う。その年老いた村人を見てフリーレンは「どっかで見覚えあるんだよね」と言うと、「お前、私のスカートめくったクソガキだな」と80年前の出来事を思いだした。前回この村を訪れたときにも会っていたのだ。フリーレンの回想によると、この老人そっくりの少年がふざけてフリーレンの後ろからスカートをめくっていた。

 回想はここで終わらない。少年のイタズラを見たヒンメルが、普段の温厚で優しい姿からは想像もつかないほどの怒りをあらわにしながら「なあにやっとんじゃクソガキィ!ぶっ殺してやる!」と少年に詰め寄ろうとしたのだ。そして「僕だって見たかったのに!」と謎の悔しさをにじませたのだった。

 この様子に、SNSには「僕だって見たかったwww」「おめーがキレるんかいwww」「心の声漏れてる」といったツッコミが殺到。「ヒンメルが一番キレてるwww」「聖人勇者の貴重なガチギレシーン」と面白がる声も多かった。このキレ具合からも、ヒンメルはフリーレンに特別な想いを抱いていたようだ。

※種崎敦美の「崎」は、正式には“たつさき” 

(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会