魔王・佐々木寿人 冴える勝負勘で高打点成就、首位通過「感触はかなり良い」2位通過は松ヶ瀬隆弥/麻雀・Mトーナメント

AI要約

佐々木寿人がMトーナメント2024予選2ndステージ G卓で首位通過し、松ヶ瀬隆弥が2位に入る。

佐々木は粘り強いプレイでリーチやロンを決め、堀慎吾との接戦を制す。松ヶ瀬も堅実なプレイで上位入り。

佐々木の前向きな姿勢やファンの応援、次戦への期待が高まる中、セミファイナルに進む。

魔王・佐々木寿人 冴える勝負勘で高打点成就、首位通過「感触はかなり良い」2位通過は松ヶ瀬隆弥/麻雀・Mトーナメント

 シンプル・イズ・ベスト、“魔王”の攻撃に迷いはない。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選2ndステージ G卓が7月12日に開催され、佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)が首位通過。2位には第1試合4着から挽回した松ヶ瀬隆弥(EX風林火山・RMU)が入った。

 第1試合は東家から堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ・協会)、東城りお(セガサミーフェニックス・連盟)、佐々木、松ヶ瀬の並びで開始。東3局、周囲の仕掛けを眺めながら、粘り強く残したドラ9筒が雀頭になり終盤に一・四万待ちでリーチ。四万を一発で引き当てて、リーチ・一発・ツモ・ドラ2の1万2000点を得た。

 東城、堀に追い上げられ、2着目で迎えた南3局。親の佐々木は發をポン、1筒チーで1・4索待ちのテンパイ。これを高目の1索で堀からロン、發・チャンタ・ドラの7700点をゲット。さらに同1本場、今度は得意のリーチで先に仕掛けた東城へ反撃。待ちは4・7筒で平和・赤の勝負手だ。これを東城から一発で7筒ロン、リーチ・一発・平和・赤の1万2000点(+300点)を加点した。解説の齋藤豪は「まるで約束されていたかのような7筒の積まれ方でしたね」と“魔王”の波状攻撃に惚れ惚れ。これで佐々木はこの試合をトップで締めた。

 第2試合は東家から堀、佐々木、東城、松ヶ瀬の並びで開始。佐々木は東2局に東城へ満貫を放銃した。「精神がブレることはなかった」としながらも、しばらくラス目での戦いを強いられることに。挽回のチャンスは南3局1本場。789の三色同順が完成した手を2・5筒待ちでリーチすると、これを東城からロン。リーチ・三色同順の5200点(+300点、供託1000点)でラス抜けに成功した。南4局はわずか3巡で七対子をテンパイすると、次巡にツモで6400点を加点。2着目の堀もマクって第1試合から1着・2着の首位通過とした。

 「うれしいです!」と上機嫌で試合後のインタビューを受けた佐々木。南3局1本場の役ありリーチについては「条件を少しでも軽くしたかったということと、自分が4着ではいたくなかった」と理由を説明。またオーラスのツモアガリは「正確な山読みで…ありあわせです」と語り、周囲の笑いを誘った。

 いよいよ次はセミファイナル(ベスト16)。ここまでの手ごたえを問われると「良いですよね!1・1・1・2と着順も非常に良くて、感触はかなり良いかと思います」。次戦は同じ団体のA1リーガーとマッチアップとなった。それでも佐々木は「打ち慣れているメンバー、どこに行っても(相手が)強いのは変わらないのですが、自分らしく打ちたいと思います」と泰然自若。頼もしい“魔王”にファンからは「戦も頑張ってください!」「寿人さん次も頼むでー!!」「かっこいいなあ」「もうあんたが最強」とエールが多数寄せられていた。

【第1試合結果】

1着 佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)4万5900点/+65.9

2着 堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ・協会)2万2100点/+2.1

3着 東城りお(セガサミーフェニックス・連盟)1万9200点/▲20.8

4着 松ヶ瀬隆弥(EX風林火山・RMU)1万2800点/▲47.2

【第2試合結果】

1着 松ヶ瀬隆弥(EX風林火山・RMU)4万2700点/+62.7

2着 佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)2万4100点/+4.1

3着 堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ・協会)1万9300点/▲20.7

4着 東城りお(セガサミーフェニックス・連盟)1万3900点/▲46.1

【最終結果】

1位 佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)/+70.0

2位 松ヶ瀬隆弥(EX風林火山・RMU)/+15.5

3位 堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ・協会)/▲18.6

4位 東城りお(セガサミーフェニックス・連盟)/▲66.9

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)