市川新之助「千鳥足の練習」で早朝40分稽古 父・團十郎「いかにダメか爆笑しました」温かく見守る日々

AI要約

歌舞伎俳優の市川團十郎が、自身の襲名披露巡業を行うことで自己成長を感じ、新たな心境になったことを述べている。

長男の市川新之助の歌舞伎に対する姿勢や成長を支える團十郎の姿が描かれている。

團十郎は体調管理や稽古に真摯に取り組み、襲名披露巡業のラストスパートに向けて全力を尽くす決意を示している。

市川新之助「千鳥足の練習」で早朝40分稽古 父・團十郎「いかにダメか爆笑しました」温かく見守る日々

 歌舞伎俳優の市川團十郎(46)が「十三代目市川團十郎白猿襲名披露巡業」(8月30~27日、18都市23公演)を行う。

  2年間の襲名披露興行の集大成となる巡業。ここまで自身の変化を感じた。團十郎は取材に応じ「もっと自分が楽しみたい。自分が楽しんだ結果、お客さまに伝わる歌舞伎をやってみたいという新たな心境になった」と述べた。

 この期間、長男の市川新之助(11)の歌舞伎に向き合う姿も見守ってきた。「せがれは歌舞伎というものがまだわかっていないと思う。だけど、毛抜とか、外郎売とか、さまざまな大役を経験して期待以上の成果を出したというふうに客観的には思っています。さらに歌舞伎ということをわかってほしい」と温かいまなざしを送る。

 「体調管理のことはよく話しますし、(取材日の)きょうも朝5時半に起きて家で稽古しました。歌舞伎の基礎的な動き、難しいんですね。きょうやったのは、お酒を飲んで千鳥足になるという動きで、40分ぐらい同じ歩行練習をして、撮影して、再生していかに自分がだめなのかわかって爆笑しました。非常にのどかな朝でした。やれることを着々とやろうという話をしてます」

 愛息の成長を支える團十郎。自身は8月末から襲名披露巡業のラストスパートへ入る。「役者を見たいなど、さまざまなきっかけでご来場いただいた方にも、歌舞伎って楽しいと感じていただけるよう、これまでも全力で努めてまいりました。今回もその思いが実るといいなと思っています」と力を込めた。