30代でパニック障害を公表した杉原杏璃「飛行機に乗ると気絶」仕事、子育て、結婚…周囲の変化に翻弄されて気づいた自分の本当の「悩み」

AI要約

杉原杏璃さんは30歳を過ぎた頃から飛行機や高所が怖くなり、パニック障害に悩まされるようになった。

飛行機に乗ると意識を失うようになり、急にパニック障害が現れたため、その影響で海外への仕事の移動が難しくなった。

また、高所が苦手になった理由として、昔から住んでいた高層建築物からの飛び降りることなどを考えるようになり、それから低層階に住むようになった。

30代でパニック障害を公表した杉原杏璃「飛行機に乗ると気絶」仕事、子育て、結婚…周囲の変化に翻弄されて気づいた自分の本当の「悩み」

グラビアアイドルとして活躍するなか、ある日突然飛行機に乗れなくなってしまった杉原杏璃さん。30歳の頃から悩まされている、パニック障害について伺いました。(全5回中の4回)

■突然、飛行機が怖くなった

── 飛行機や高所が苦手と公表されました。そこからグラビアの仕事でも海外などに行くのが難しくなったそうですが、昔からそうだったのでしょうか?

杉原さん:昔から飛行機や高所がすごく好きだったわけではないですが、グラビアの撮影で海外に行くことが多かったし、自宅も以前は高層階でした。

それが30歳を超えた頃から、飛行機に乗ると気絶するようになってしまい…。倒れるように意識がなくなり、気がつくと現地に着いているんです。そのようなことが何度か続いたのですが、あまりに突然のことでびっくりして。私は昔からメンタルが強いと自負していて、何にでもチャレンジしたいタイプなので、飛行機に乗れなくなったのは芸能生活の中でもツラいことでした。

── 高所が苦手だから飛行機も怖い、という感じなのでしょうか?

杉原さん:いえ、また別の理由です。高所が苦手になった当時は高層マンションに住んでいたのですが、「もしかしたら飛び降りてしまうのでは?」「ここから落ちて死んでしまうのでは?」と理由もなく急に考えるようになってしまい…。実際にするつもりはないのですが、頭をふとよぎるのです。なので、それからはずっと低層階に住んでいます。

── 飛行機や高所が怖くなる前になにか予兆はあったのでしょうか?

杉原さん:日常生活でクラっとしてしまい、信号を渡ろうとしてもめまいで動けなくなることがありました。今思えばそれがメニエール病の始まりだったんだと思います。メニエール病は突然、激しいめまいや吐き気、耳鳴りが生じる病気です。そこからパニック障害になり、私の場合は飛行機や高所で特に症状が出たようです。

── 「海も怖い」と聞きましたが、こちらもパニック障害と関係があるのでしょうか?

杉原さん:海は小さい頃から苦手で、パニック障害とは関係ありません。泳ぐのもあまり得意ではなく、水が好きではないんです。プールとかなら大丈夫なんですが、海での撮影も膝より下までしか入っていないんですよ。グラビアアイドル=海のイメージがあるかもしれませんが、塩水につかると撮影にならないので、そんなに入ることはないんです(笑)。海が怖いことについてはあまり克服する気はないので、きっと一生膝までしか入らないでしょうね。