ファーストサマーウイカ、10年ぶり歌唱に「解散で成仏したけど、一足早いお盆です」異色アイドルグループ「BiS」が一夜限りの復活フリーライブ

AI要約

2014年に解散したアイドルグループ「BiS」の1期メンバーが10年ぶりに復活フリーライブを開催。

メンバーは代表曲「FiNAL DANCE」を披露し、3000人のファンが熱狂。

ライブ後、メンバーは感謝の気持ちを述べ、再集結の喜びを共有した。

ファーストサマーウイカ、10年ぶり歌唱に「解散で成仏したけど、一足早いお盆です」異色アイドルグループ「BiS」が一夜限りの復活フリーライブ

 2014年に解散したアイドルグループ「BiS」の1期メンバーだったファーストサマーウイカらが、解散から10年を迎える8日、東京都内で一夜限りの復活フリーライブを開催。ウイカのほかプー・ルイ、ヒラノノゾミ、カミヤサキ、テンテンコ、コショージメグミ(古正寺恵巳)が再集結した。

 「新生アイドル研究会(Brand―new idol Society)、BiSでーす!」と決めポーズ。代表曲でもある「FiNAL DANCE」を歌い出すと、約3000人が集まった会場の熱気は最高潮となった。

 ウイカは「三度の飯よりBiSが好き! たいこ持ち担当ウイカです。今日という日を1年前から楽しみにしてました!」と満面の笑みを浮かべると、プー・ルイは「前のBiS集まりました!」と1年前に当時のマネージャーからの呼びかけがあり、ライブが実現したことを説明。全員で集まったファンへ感謝を口にした。この日は全9曲を歌唱する予定だったが、盛り上がりすぎて安全の確保ができないとして7曲の披露に短縮されたという。

 ヒラノは終演後に「10年健康に年を重ねられたことに安心しています」とほほ笑み、テンテンコは「1年前からお話が浮上して、あまり現実味がなかった。いざ近づくたびにいろんな声が聞こえて10年前に戻った気持ちになれてうれしかった」。カミヤも「開演前にファンの盛り上がりをモニターで見て、自然と涙が…。研究員(ファンの呼称)に会えてうれしかったかけがえのない時間を過ごせました」と胸いっぱいの様子だった。

 プー・ルイは「6人のライブは久しぶり。みんながBiSを嫌いだった時期もそれぞれあったと思うけど、こうやって集まれてうれしい」とニッコリ。コショージメグミは「仕切られた感じやライトが本当にお祭りみたいで、新しい解散の日でした」と出し切った感慨を口にした。

 ウイカは「きょうはフリーライブ。お金をもうけようということではなく、解散したあの時、われわれは成仏したけれど、今日は一足早いお盆。集まって懐かしんで、また明日に向かってそれぞれの人生を歩こうって言う、青春を取り戻す時間」と晴れ晴れとした表情を浮かべた。公演中のMCでは涙声になった瞬間もあり、「研究員の中には、この世にいない方もいる。当時、新宿で飲み明かしていたとも聞いたので、今も見てくれていたと思う」と目を潤ませた。