ヘンリー王子、証拠隠滅について法廷で説明するよう命じられる 裁判官が証人喚問を要求

AI要約

ヘンリー王子がタブロイド紙との裁判で証拠を隠滅した疑いが浮上。裁判官から証拠について証言するよう要求されている。

王子は新聞社NGNを違法収集で提訴。NGNは訴えが遅いとして裁判を却下しようとしている。王子は証拠の提出を拒否している。

裁判所は王子側の証拠提出拒否を懸念し、王子にテキストメッセージに関する証言を要請。王子は広範囲にわたる捜索を行ったと主張している。

ヘンリー王子、証拠隠滅について法廷で説明するよう命じられる 裁判官が証人喚問を要求

タブロイド紙との裁判で証拠を隠滅した疑いを持たれているヘンリー王子。裁判官から問題の証拠について法廷で証言、説明するように求められていることが明らかになった。

今回王子が訴えているのはタブロイド紙「サン」などを出している新聞社「ニュース・グループ・ニュースペーパーズ(NGN)」。NGNが違法な方法収集を行ったと主張している。これに対してNGNは王子が提訴に踏み切ったのが遅すぎると主張、裁判そのものを却下させようという作戦に出ている。そのためにNGNは王子が回顧録『SPARE(原題)』のゴーストライターJ.R.モーリンガーとやりとりしたテキストメッセージや、その回顧録の草稿を証拠として提出させようとしている。メッセージの中にタブロイド紙や彼らの情報収集について触れたものがあると見られている。しかし王子側はメッセージも草稿もすべて削除したと主張、提出を拒んでいる。

今回王子が訴えているのはタブロイド紙「サン」などを出している新聞社「ニュース・グループ・ニュースペーパーズ(NGN)」。NGNが違法な方法収集を行ったと主張している。これに対してNGNは王子が提訴に踏み切ったのが遅すぎると主張、裁判そのものを却下させようという作戦に出ている。そのためにNGNは王子が回顧録『SPARE(原題)』のゴーストライターJ.R.モーリンガーとやりとりしたテキストメッセージや、その回顧録の草稿を証拠として提出させようとしている。メッセージの中にタブロイド紙や彼らの情報収集について触れたものがあると見られている。しかし王子側はメッセージも草稿もすべて削除したと主張、提出を拒んでいる。

裁判所はこのテキストメッセージの文書がないことは「むしろ驚くべきこと」「懸念のもと」だと述べたという。判事は「起きたことに関して透明性がない」とコメント、「王子とゴーストライターとの間で交わされたメッセージに何が起きたのか、それらを復元するために何らかの試みがなされたのかどうか」を王子に出廷して証言するよう求めている。

一方、王子の弁護士デヴィッド・シャーボーン(写真右)は「王子は義務とされている以上の広範囲にわたってテキストメッセージを探した」と主張。王子の自宅を物理的に捜索、古いメールアドレスにアクセスできなくなっていることを確認したと説明、関連文書に関して「王室にも問い合わせた」としている。裁判所の要求に対して王子自身が法廷で何を語るのか、続報を待ちたい。