笑福亭仁智、上方落語協会会長4期目へ「風通しの良い体制の確立を目指します」

AI要約

上方落語協会は笑福亭仁智と桂米團治の再任を決定した。仁智は会長として4期目に入り、進化する時代に対応する意気込みを語った。

仁智は4月の会長選挙で最多得票を獲得し、会長としての責任を強く感じていると述べた。若手中堅噺家のアイデアを活用し、協会運営の体制を整える意向も示した。

天満天神繁昌亭の開場20周年や協会設立70周年を迎える中、上方落語のさらなる発展に向けた取り組みを強化する考えを示した。

笑福亭仁智、上方落語協会会長4期目へ「風通しの良い体制の確立を目指します」

上方落語協会は1日、現会長の笑福亭仁智(71)と副会長の桂米團治(65)を6月28日に行われた社員総会で再任を決定したことを発表した。

仁智は2018年に桂文枝(80)の後を継いで会長に就任。4月に行われた会長選挙で最多得票を獲得し、4期目に突入することが事実上決定していた。任期は2年の予定。

仁智は協会を通じて「この度会長に再任され、4期目に入り、ますます責任の重さを感じております」とあいさつ。「途中コロナ対応に追われた時期もありましたが、逆に時代が進み新たな次代コミュニティーの重要なツールが求められる中、上方落語がそれに応えられるようにしっかりとかじ取りをしたいと考えております」と意気込みをつづった。

また、2026年に大阪市北区にある落語の定席「天満天神繁昌亭」が開場20周年、27年には同協会設立70周年を迎えることから「若手中堅噺家のアイデアを協会運営に生かす風通しの良い体制の確立を目指します」とコメントした。