「ジョージ・クルーニーは批判されない」親の七光り論争は、“性差別的”だと人気ハリウッド俳優(33)が持論を明かす

AI要約

エマ・ロバーツがポッドキャスト番組で、2世セレブの苦悩について語った。

男性と女性のネポベイビーについての違いや、自身の努力と批判について言及。

叔母のジュリア・ロバーツを通じて、名声を追求することの怖さについて語った。

「ジョージ・クルーニーは批判されない」親の七光り論争は、“性差別的”だと人気ハリウッド俳優(33)が持論を明かす

エリック・ロバーツの娘で、ジュアリア・ロバーツの姪としても知られる俳優のエマ・ロバーツ(33歳)。先日あるポッドキャスト番組に出演した彼女は、2世セレブの苦悩について語り、批判を受けるのは“男性ではなく女性だ”と訴えた。

2001年に公開された『ブロウ』で映画デビューを果たし、その後もさまざまな作品に出演してきたエマ・ロバーツ。『Page Six』によると、2024年6月25日に配信されたポッドキャスト番組『Table for Two』に出演した彼女は、“ネポベイビー(ネポティズム/縁故主義のおかげで有名になったセレブの子ども)”であり、ハリウッドで成功した人物とつながっていることは、時に困難なこともあったと語った。

「この業界に家族がいるから有利な立場にいるって言われるけれど、その反面、自分の力をもっと証明しなければならない。それに家族の中にいるセレブが世間からいい印象を持っていなければ、チャンスすら得られないの」

さらに男性のネポベイビーと女性のネポベイビーでは、周りの見方が違うとも指摘。歌手や俳優として活躍したローズマリー・クルーニーを叔母にもつジョージ・クルーニーも、“ネポベイビー”の話に含まれるべきだと冗談まじりにコメントした。

「いつも冗談でこう話すの。『なんで誰もジョージ・クルーニーを“ネポベイビー”だと言わないの?ローズマリー・クルーニーは、アイコンだったのに』って。でも若い女性はネポベイビーのことで、もっと大変な思いをしている気がする。有名な俳優の息子を非難したりする人はあまり見かけないしね」

世間は映画のポスターに写っているときしか見てくれないため、「その過程での苦労を見ることはない」と言い、裕福で有名な家庭の子どもを批判する人はほとんどの場合、全体像が見えていないと強調。そのためエマは、普段からオーディションの話や役がもらえなかったことについてオープンにしているという。

「Fox News」によると、幼い頃から叔母のジュリアのことを間近で見てきたエマの最終的なゴールは「名声を得ることではない」という。

「叔母のジュリアと一緒に、名声を得ることが実際にどのようなものかを間近で見てきた。もちろん楽しいし、素晴らしいことだけど、ものすごく怖い部分もある。だから私はいつも自分の道は自分で切り拓いていきたいと思ってた。私にとって名声を得ることが目的だったことはない。だって、あるレベルの名声は、恐ろしいものだからね」

ネポベイビーをめぐる議論はたびたび取り上げられており、俳優のドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの間に生まれたダコタ・ジョンソンは、「信じられないほどうっとうしくて退屈」とコメント。また、俳優スティーヴン・ボールドウィンの娘であるヘイリー・ビーバーは、“Nepo Baby”のロゴがあしらわれたTシャツを着用し話題となった。