MEGUMI「これからの素敵な自分のために、たくさんもがいて悩んで」

AI要約

MEGUMIさんは新刊「心に効く美容」で自分の弱い姿をさらけ出し、痛みから学んだ生き方を伝えている。

自分軸を持つことが重要であり、自分と向き合う時間を作ること、感情や考えを整理するトレーニングをすることが大切だと語っている。

また、年齢や性別に言い訳をせず、自分自身の行動や考えを大切にすることが成功への鍵だと述べている。

MEGUMI「これからの素敵な自分のために、たくさんもがいて悩んで」

“強い”“ブレない”イメージのあるMEGUMIさんですが、新刊「心に効く美容」(講談社)では、「決してそんなことはない」と、本来の自分の弱い姿をさらけ出しています。昨年、離婚という「人生で一番大きな別れ」を経験し、痛みと向き合ったからこそ、よりクリアになったという使命感。「全ての女性が幸せに生きられるように」という想いで活動するMEGUMIさんに、どんなつらさや痛みも糧にして生きるコツを伺いました。

――初々しさを求められる20代から、急に妻や母としての役割を求められ、気づけば職場ではベテラン扱いをされる……など、女性の「急展開な人生」に、戸惑いを抱えている人も多いのではと思います。周囲の期待の中で、どのように本来の自分とのバランスを保っていけば良いでしょうか?

MEGUMIさん(以下、MEGUMI): その激しい展開についていけず、疲れてしまう気持ち、よくわかります。でも、そんな自分を癒やせるのはやっぱり自分だけ。大事なのは、周囲に振り回されないための“自分軸”を持つということだと思うんですよね。

とはいえ、多くの人は、自分が今何を考えているのか、わかっていないと感じます。常にSNSをチェックしては、誰にどう思われているか、どう見られているか気にしていて、知らない誰かの食べたものまでよく知っているのに、自分のこととなるとわからない。そんな“他人軸”で生きていると、やっぱり本来持っているはずのパフォーマンスができないと思うんです。

――どうしたら“自分軸”を持てるのか、そこがわからないという人も多いと思います。

MEGUMI: まずは、自分が今何を感じ、考えているのか、向き合う時間を作ること。今日私は何に傷ついただろうとか、あれが嫌だったな、これが嬉しかったなと、度々自分で自分を感じてあげる癖をつけることが大切です。社会の中にいれば「ん?」と感じることがあっても、サッと流して笑顔で対応しなきゃいけないことって、あると思うんですよね。でも、その「ん?」に目を向けてあげる。放っておかないことです。

これにはある種トレーニングが必要で、曜日や時間を決めて、自分と向き合うのもいいと思います。私の場合は、頭の中にあることをひたすらノートに書き出します。そうすると、気持ちがスッキリするし、視覚化することで、ごちゃごちゃしていると思っていたことも意外とシンプルだと気づくことも。お風呂に入りながら、1日の自分の気持ちを思い返すこともあります。最終的に「よく頑張ってるじゃん、私」という気持ちになって、癒やされるんです。

――一人ひとりが、「女性であること」や「年齢」「立場」をネックにせず、行動するには、どんな意識が必要だと感じますか?

MEGUMI: 実際、「女だから」「歳だから」と、誰かに言われているのかというと、多分誰も言っていないんですよね。結局そういう「立場」を設定してしまって言い訳をしているのは、自分なんだということにまず気づく必要があると思うんです。

例えば、「まだ洗濯物を干していない」と思いながら、「どうしよう」と考え続けているなんて、気持ちが悪いじゃないですか。でも、いざ干してみたら2分で終わるし、終われば気持ちがいい。その自分の小さな行動一つが、今、気持ちいい状態の自分を作るんです。いい加減、自分を卑下する設定を変えてみませんか?