【11日の虎に翼】家庭裁判所設立準備室に異動する寅子、変わり者の上司に不安を覚える

AI要約

伊藤沙莉が主演するNHK連続テレビ小説「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる三淵嘉子さんの半生を描く作品。

家庭裁判所設立に向けて動き出す寅子や同僚たちの姿が描かれ、新たな挑戦に不安と期待が入り混じる展開が続く。

110作目の朝ドラで、寅子の奮闘を通じて昭和初期から戦時下までの時代背景も丁寧に描かれる。「虎に翼」というタイトルには強さが加わる意味が込められている。

 伊藤沙莉がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8時)は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんの半生を再構成して描くフィクション作。伊藤は主人公の猪爪寅子(ともこ)役を演じる。

 ◆第52回あらすじ◆

 GHQからの通達により、桂場(松山ケンイチ)らは家庭裁判所設立に向けて動きだす。家庭裁判所設立準備室に異動することになった寅子(伊藤沙莉)。上司の多岐川幸四郎(滝藤賢一)はとにかく変わった人物のようで、寅子は不安を覚える。寅子たちの仕事は、以前からある少年審判所と新しくできた家事審判所を合併させ、2カ月後には全国に家庭裁判所を発足させる、というものだった。

 「虎に翼」は110作目の朝ドラで、昭和初期から戦時下を経て奮闘する主人公の姿を、吉田恵里香氏の脚本で届ける。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。