土屋太鳳、仕事も人生も次のステージへ。「いま、この瞬間がターニングポイント」

AI要約

若手俳優の土屋太鳳が、俳優としてのターニングポイントや過去の経験、今後の挑戦について語る。

朝の連続テレビ小説『まれ』での主演が土屋にとっての大きな転機であり、各種役柄を通じて成長してきたことに感謝している。

現在のライフステージの変化を通じて、また新たな挑戦を模索中であり、これからの成長を楽しみにしている。

土屋太鳳、仕事も人生も次のステージへ。「いま、この瞬間がターニングポイント」

俳優として話題作に数多く出演してきた土屋太鳳さん。2023年には結婚・出産を経験し、5月24日公開の映画『帰ってきた あぶない刑事』ではヒロイン・永峰彩夏役を務めます。公私ともに様々なターニングポイントを経てきた土屋さん。今後さらに挑戦したいこと、理想の歳の重ね方を伺いました。

――俳優としての一番のターニングポイントだったのはいつですか?

土屋太鳳さん(以下:土屋): NHKの朝の連続テレビ小説『まれ』で主演をさせていただいたのが一番のターニングポイントだと思います。オーディションを受けたのは大学1年生のときでした。ちょうど朝ドラの『花子とアン』の撮影をしている最中で、そこで主人公の妹役として出演しており、朝ドラ初仕事ではなかったので、内心難しいかなと思っていたんです。でも、どんどん審査が進み、最終選考で「どうか、私にチャンスをください」と伝えて、主演に選んでいただくことができました。『まれ』がなかったら、私はいまここにはいないだろうなと思います。

――『まれ』出演後、どんな変化がありましたか?

土屋: 『まれ』をきっかけに、その後は本当にいろいろなお仕事をいただきました。その年齢でしかできない、制服を着る役もあれば、お母さん役もありました。学園ものでも、部活や恋愛といったキラキラした役だけでなく、命に向き合うなど、気持ちを込めて演じられるいろいろな役に出会うことができました。

でも、そうしていくうちに、今度は「自分の引き出しが足りないな」「感情が止まっているな」と感じるようになったんです。それまでに演じた役は、「もう自分はこの感情を知っているな」とわかりきっているものばかりだと思っていました。その感覚がいま、ライフステージが大きく変わったことで、また変化しています。

後から振り返ってこのライフステージの変化も、大切なターニングポイントになるのだろうと思うので、いまこの瞬間を、大切にしていきたいです。