<私のはじめて>大原優乃、いい意味で“焦り”を感じることができた「3年A組」 「特別だった」とあとから気づくことたくさん

AI要約

大原優乃さんが初めて連続ドラマに出演した際の思い出を振り返る。オーディションを経て得た役によって映像への挑戦意欲が高まり、役者としての道を歩むきっかけとなった。

ドラマ現場での初体験によって、私語禁止の厳格な雰囲気や菅田将暉さんの力強い演技に感銘を受けた大原優乃さん。役者としての成長を実感した瞬間であった。

これまでの経験が豊富な役者陣に囲まれた経験は、大原優乃さんにとって貴重なスタートとなった。緊張感と焦りを共有し、自身の芝居について新たな視点を得た。

<私のはじめて>大原優乃、いい意味で“焦り”を感じることができた「3年A組」 「特別だった」とあとから気づくことたくさん

 今をときめくスターやアーティストにも、初出演、初イベント、初ライブなど必ず存在する“はじめて”のとき。そんな未経験ならではのドキドキの瞬間から、印象的な出来事、ほろ苦さまでを、本人に振り返ってもらうのが「私のはじめて」です。5月24日公開の映画「おいしい給食 Road to イカメシ」に出演している大原優乃さんに、“はじめての連ドラレギュラー”の思い出を語ってもらいます。

 ◇私語禁止に芝居を超えた菅田将暉の姿…

 私が初めて連続ドラマの役をいただいたのが「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系、2019年)。オーディションだったのですが、その頃、「映像に挑戦したい」という思いがありましたし、この作品を経て、「やっぱりこの道に進みたい」とはっきり思えました。あとは私にとっては“初めて”なのに、周りの役者さんはこれまでたくさんの経験をされているってことを痛感して、いい意味で焦りを感じることができた現場だったなと思っています。

 カメラの前では(回っていなくても)私語禁止。私は初めてだったので「ドラマ、映像ってこういうものなんだ」となんの疑いもなくて。次の現場に行って「あれは特別だったんだ」とあとから気づくこともたくさんありました。

 教師役は菅田将暉さんで、私は生徒の一人。教師ってその言動、行動一つで教室のすべての空気を変えられる力を持っていると思うのですが、それを象徴するかのような菅田さんのお芝居、お芝居を超える“何か”を現場で感じることができました。いまでもその感覚はなかなかないので、ものすごく貴重なスタートだったなと思っています。

 ◇プロフィル

 おおはら・ゆうの 2009年、NHK・Eテレの子供向け教育番組「天才てれびくんMAX」のオーディションに合格し、同年11月に「Dream5」としてCDデビュー。2014年にはテレビアニメ「妖怪ウォッチ」のエンディングテーマ「ようかい体操第一」で人気を博し、同年の「輝く!日本レコード大賞」や「NHK紅白歌合戦」に出演。2017年に週刊誌「週刊プレイボーイ」(集英社)でグラビアデビューし、2019年には「カバーガール大賞」の大賞を受賞した。近年は、俳優としてドラマ「ゆるキャン△」(テレビ東京)、「あせとせっけん」(MBS)、「秘密を持った少年たち」(日本テレビ)、「万博の太陽」(テレビ朝日系)などの話題作に多数出演。バラエティー番組やラジオでも活躍中。