36歳でFIREを実践し、これまで以上に忙しくなった元データサイエンティストの1日(海外)

AI要約

36歳で早期退職したデータサイエンティストが、趣味や家族との時間を楽しむ充実した生活を送っている。

リタイア後に大学に再入学し、新たな体験を楽しんでいる。

今後のやりたいことを先延ばしにせず、現在を楽しむことの大切さを実感している。

36歳でFIREを実践し、これまで以上に忙しくなった元データサイエンティストの1日(海外)

データサイエンティストだったヤーロン・ゴールドシュタイン氏は、36歳で早期退職した。

ゴールドシュタイン氏は趣味を追求し、家族や友人と過ごす時間を設けることで、リタイア後も忙しい生活を続けている。

最近は大学にも再入学した。

ヤーロン・ゴールドシュタイン氏は36歳で早期退職した。

早期退職した人々の多くはライフスタイルの変化にショックを受ける。仕事を辞めると、9時から5時までの職業生活で得られていた

人々との交流

が恋しくなったり、

予算計画が厳しすぎた

ことに気づいたり、ぎっしり詰まったカレンダーから空き時間の多い生活への移行に苦しんだりする。

データサイエンティストとしてボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group)にはじまり、グーグル(Google)そしてメタ(Meta)でキャリアを積んできたゴールドシュタイン氏も、仕事を辞めれば充実した生活が得られないのではないかと不安だった。しかし引退してから9カ月、ゴールドシュタイン氏は趣味と情熱のおかげで以前よりも忙しくなったそうだ。

「正直な話、過去、自分がどうやって1年を過ごしていたのか、思い出せない」と、Business Insiderに語る。「今でさえ、1日の時間が足りない、1週間の日にちが少なすぎると思うのだから」

ゴールドシュタイン氏はドイツで生まれ育ち、今もドイツで暮らしている。リタイアした当初、電車を使って3週間かけてアメリカ合衆国を旅行し、まだ行ったことのなかった都市を訪れた。

「15回から20回ぐらいアメリカに行ったことがあったのだが、ニューヨークとシリコンバレーしか知らなかった」と、ゴールドシュタイン氏は言う。

2003年、リタイアしてから2度目の週末、ゴールドシュタイン氏は長年の夢を果たした。ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーが出席するバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)の株主総会に参加したのだ。

2023年11月にマンガーが死去したことで、ゴールドシュタイン氏はあらためて思い知らされた。

「やりたいことリストに載っている項目をいつまでも先延ばしにすることはできない。遅かれ早かれ、達成するチャンスそのものが消えてなくなるのだから」