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説明できる? オイルメンテで欠かせないフィルターの役割とは
オイルフィルターの重要性と交換の必要性について説明しています。
オイルフィルターの種類と交換方法について記載しています。
遠心式フィルターについても触れながら、オイルフィルターの交換頻度や方法について詳しく解説しています。
![説明できる? オイルメンテで欠かせないフィルターの役割とは](/img/article/20240531/665926ad4559c.jpg)
オイルを交換する際には、フィルターも同時に交換するのが通常です。オイル交換2回につき、フィルターを1回交換するのが標準的な目安ですが、このフィルターは交換しないとどうなってしまうのでしょうか。
エンジンを好調に保つ縁の下の力持ち、オイルフィルターについて紹介します!
エンジン内部にはオイルが入っていて、常に循環しています。
エンジン内部はススやスラッジが発生したり、各部の部品が削れて鉄粉が出たりすることもあり、これらの大部分はエンジンオイルに混ざって循環しますが、そのままだと内部を傷つけたり、堆積したりして、結果的にエンジンの寿命を縮めてしまいます。この、エンジンオイルに混ざったこれらの異物を取り除くために装着されているのがオイルフィルター。
エンジンメンテでは重要な交換部品のひとつとなっており、交換時期はバイクやエンジンによって異なりますが、オイル交換2回から3回に1度程度の周期で、フィルターを交換するというのが一般的です。
オイルフィルターはその名の通り、ろ紙を山状に折りたたんだもの。
タイプは2つあって、エンジンに付いているフタを開けて中に入っているろ紙フィルターだけを交換するものと、クルマのように金属製の筒の中にフィルターが入っていて、それごと交換するタイプに分けられます。前者は内蔵式で、後者はカートリッジ式と呼ばれる事も多いので、覚えておいてください。
どちらもろ紙で異物を取り除くことには変わりはありませんが、交換作業については、内蔵式はOリングも合わせて交換する必要がある一方で、カートリッジ式は丸ごと交換するなど、交換時の手間にも違いがあります。
ただ、どれだけ異物が取れたかは、ろ紙を直接見ることができる内蔵式しかわかりません。カートリッジ式で見ようとすると、外側の筒部分を切って開ける必要があり、手間がかかってしまいます。
なお、ろ紙のフィルター以外にも実はもうひとつ方法があって、それが遠心式と呼ばれる方式。空冷時代のカブ系横置きエンジンなどは、クランクの回転で異物を分離させて、定期的に分解して溜まった汚れを取り除いていました。
手間はかかりますが、こってりと汚れが固まっていて、どれだけ発生して、どんなものかはわかりやすかったのはメリットのひとつです。