北朝鮮30日の複数発発射は「短距離弾道ミサイル」 木原防衛相「引き続き警戒監視に全力」

AI要約

北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射したとの見方を木原防衛相が述べた。

日本海に向けて発射された弾道ミサイルは排他的経済水域外に落下したと防衛省が推定している。

木原防衛相は今後の北朝鮮の挑発行為に備え、情報収集や警戒監視に全力を挙げると強調した。

北朝鮮30日の複数発発射は「短距離弾道ミサイル」 木原防衛相「引き続き警戒監視に全力」

木原防衛相は31日の記者会見で、北朝鮮が前日に複数発発射したのは「短距離弾道ミサイル」との見方を明らかにした。

防衛省は30日、北朝鮮が日本海に向けて複数発の弾道ミサイルを発射し、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したと推定していると発表していた。

木原防衛相は会見で、「日米韓で緊密に連携して分析中」とした上で、「これまでに得られた情報を総合的に勘案するときのう発射されたミサイルは短距離弾道ミサイルであったと推定している」と述べた。

北朝鮮は27日夜、弾道ミサイルの技術を用いて軍事偵察衛星の打ち上げを試みたが、失敗している。

木原防衛相は、北朝鮮が今後も各種ミサイル発射など、さらなる挑発行為に出る可能性があるとして、「防衛省として、引き続き米国、韓国等とも緊密に連携しつつ、必要な情報の収集分析を行うとともに警戒監視に全力を挙げていく」と強調した。