3月に爆発事故発生の万博会場、東側の4か所でもメタンガス検出…低濃度のため工事継続

AI要約

2025年大阪・関西万博の会場で建設中の爆発事故を受け、低濃度のメタンガスが別の場所でも検出された。

事故が起きた工区では四分の一以下の基準で、工事は続行する。安全対策は6月中にまとめる予定。

事故の原因は埋め立て地にある可燃性ガス。工事関係者や来場者の安全が最優先される。

 2025年大阪・関西万博の会場西側の建設現場で、今年3月にメタンガスによる爆発事故があったことを受け、日本国際博覧会協会(万博協会)は30日、パビリオンなどが建設される会場東側の4か所でも低濃度のメタンガスが検出されていたと発表した。法令で定める基準の4分の1以下で、建設工事は継続する。協会は、工事関係者や来場者の安全を確保する対策を6月中にまとめる方針。

 万博会場がある人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)は埋め立て地。一般廃棄物などが埋められている会場西側工区では、3月28日に溶接作業中に出た火花がメタンガスに引火して爆発した。

 そのため協会は、会場内260地点で業者が測定してきた可燃性ガスのデータを検証。土砂などで埋め立てられた会場東側工区の一部で1~3月、4か所で1回ずつメタンガスが検出されていたことが判明した。