PB黒字、継続を 自民・財政健全化本部が提言案

AI要約

自民党の財政健全化推進本部が政府の経済財政運営の基本指針に向けた提言案をまとめた。

提言案では、国と地方の基礎的財政収支を2025年度に黒字化する目標を堅持し、債務残高をGDPに対する比率を引き下げるべきだと示唆している。

自民党は提言案を最終決定するために来週に会合を開く予定だ。

 自民党で財政再建を訴える財政健全化推進本部(本部長・古川禎久元法相)は30日、政府が6月に決定する経済財政運営の基本指針「骨太の方針」に向けた提言案を大筋で取りまとめた。

 提言案は、国と地方の基礎的財政収支(PB)を2025年度に黒字化する現行目標の「堅持」を明記。その後も継続的に黒字幅を確保し、債務残高の国内総生産(GDP)に対する比率を「引き下げていくべきだ」と要請した。

 自民党は来週に同本部の会合を開き、意見を聴取した上で、提言案を最終決定する。