「紅こうじ」腎障害、50代最多 学会、患者189人の分析公表

AI要約

小林製薬(大阪市)が販売するサプリメント「紅こうじ」を摂取後に腎障害を確認した患者189人の症例の分析結果が日本腎臓学会によって公表された。

患者の多くは50代であり、女性が65%を占めていた。服用開始1年以上前から短期間で発症したケースもあり、昨年12月から今年3月にかけてが初診の主な期間だった。

初診時の主な症状は腎機能障害や食欲不振、倦怠感などであり、尿細管に成分が集積しファンコニー症候群を疑う所見が多く見られた。今後は腎機能の経過などの追跡調査が検討されている。