自民・平井氏も寄付で所得税控除 党支部に計1500万円

AI要約

自民党の平井卓也衆院議員が、自身が代表を務める党支部に寄付し、税金の控除を受けていたことが分かった。

平井氏は2020年と2021年に合計1500万円を寄付し、このうち21年分の控除手続きが不適切だった。

これに続き、稲田朋美議員や菅家一郎議員も同様の問題が浮上しており、政治資金の透明性に疑問が投げかけられている。

 自民党の平井卓也衆院議員(比例四国ブロック)が、自身が代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除されていたことが30日、分かった。平井氏は党広報本部長で、党執行部メンバーでも税優遇が明らかになった。

 平井氏は自らが代表を務める「自民党香川県第1選挙区支部」に2020年に1千万円、21年に500万円を寄付した。20年分は控除手続きをしたが、21年分は控除を受けていないとした。

 安倍派の裏金事件で、政治資金収支報告書に還流分の不記載があった稲田朋美衆院議員(福井1区)や菅家一郎衆院議員(比例東北ブロック)も、政党支部に寄付し、税控除を受けていたことが明らかになっている。