SNSで別人装い、同級生から金銭詐取 熊本の中学でいじめ重大事態

AI要約

熊本市教委は女子生徒2人がSNSで別人になりすまして現金をだまし取られる被害に遭ったことを発表。

被害生徒たちは約2年半~3年半にわたり、同級生の女子生徒とやり取りをしていたが、実際は別人に騙されて現金を渡していた。

市教委はいじめ重大事態と認定し、第三者委で事実確認を進めることになった。

SNSで別人装い、同級生から金銭詐取 熊本の中学でいじめ重大事態

 熊本市教委は29日、市内の中学校に通学していた女子生徒2人(当時)が、SNS(ネット交流サービス)で別人になりすました同級生に現金をだまし取られる被害に遭ったと発表した。確認された被害額は計約15万円という。

 市教によると、2人は3年生だった2023年度まで約2年半~3年半、SNSで同級生の女子生徒とやり取り。同級生が別人になりすまし「お金に困っている」などと訴える作り話を投稿して2人から繰り返し現金を受け取っていた。

 23年9月に被害生徒1人の保護者が不審なSNS上のやり取りに気付き学校に相談。被害生徒らは精神的苦痛を訴え、市教委はいじめ重大事態と認定した。30日から第三者委で事実確認を進める。【中村敦茂】