岸田首相長男、父の地元の町長選応援も敗北 小沢一郎氏「応援演説何のプラスに?」と酷評

AI要約

広島県府中町の町長選で自民党などが推薦した新人候補が敗れたことを受け、小沢一郎氏がその背景や影響についてコメントした。

広島は岸田首相の地元であり、首相の息子が自民推薦候補を応援したにも関わらず、連敗を喫したことが注目されている。

翔太郎氏の選挙応援について疑問を示し、政治のあり方や国の進歩について批判的な意見を述べている。

岸田首相長男、父の地元の町長選応援も敗北 小沢一郎氏「応援演説何のプラスに?」と酷評

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員は28日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、26日に投開票された広島県府中町の町長選で、自民党などが推薦し、岸田文雄首相の長男で元首相秘書官の翔太郎氏が応援した自民党などが推薦した無所属新人候補が敗れたことに言及した。

 8年ぶりの選挙戦で新人5人が立候補した府中町長選は、無所属新人の寺尾光司氏(65)が初当選した。一方、自民など推薦の元町議は3000票近い差をつけられ、敗れた。広島は岸田首相の地元で、府中町は首相の選挙区である広島1区に編入されており、まさに「おひざ元」。翔太郎氏はこの選挙で父親に代わって自民推薦候補を応援したが、勝たせることはできなかった。

 府中町と同様に広島1区に編入された海田町で昨年11月に行われた町長選でも、自民推薦候補が敗れている。裏金事件で逆風がやまない中、首相のおひざ元での連敗は自民党内に大きな衝撃をもたらしている。

 小沢氏は、翔太郎氏が「岸田」を連呼したにもかかわらず、町長選で勝利できなかったことを報じたネットニュースを引用し「何の実績もないどころか、税金で楽しみ、バレたあとは説明もなく逃げ回っていた人物が、総理の血縁というだけで応援演説をして、何のプラスになるのか?国の後進性を象徴している。この国は変わるべきである」と、酷評をまじえながら投稿した。

 首相の世襲後継者ともいわれる翔太郎氏が、秘書官時代に父の外遊に同行した際、公用車で現地で観光や買い物をしたと週刊誌に報じられたことや、秘書官更迭のきっかけになった首相公邸での一族の忘年会報道を念頭に、翔太郎氏の選挙応援に疑問を示した。