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猫が好む香り、トルコギキョウから発見 マタタビと同じ成分 農研機構
農研機構は、トルコギキョウの花の香り成分から、猫が好む植物マタタビに含まれる成分を発見した。
トルコギキョウの13品種を分析し、36の化合物を含むイリドイド類とアクチニジンを発見。
研究成果は、猫に無害であり、トルコギキョウの新たな魅力として注目されている。
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猫にマタタビならぬ、猫にトルコギキョウ--。農研機構は、トルコギキョウの花の香り成分から、猫が好む植物マタタビに含まれるイリドイド類とアクチニジンを発見したと発表した。これらの成分が、切り花として利用されている品目から発見されるのは初めて。花の色や形の多様性、日持ちの長さなどで知られるトルコギキョウの新たな魅力として注目を集めそうだ。
同機構は、ごく弱い甘い香りを持つ「ニューリネーションホワイト」など13品種を分析した。その結果、「ニューリネーションホワイト」からは、イリドイド類とアクチニジンを含む36の化合物を検出。それ以外の12品種も全てから、イリドイド類を検出した。
猫はマタタビの葉をなめたりかんだり、体をすりつけたりするが、トルコギキョウにも同じような反応をすることが知られていた。同機構は「愛猫家がトルコギキョウに注目すれば、新たな客層の開拓につながる可能性がある」とみる。
研究成果は、科学雑誌「The Horticulture Jоurnal」(3月12日)で発表した。トルコギキョウは猫には無害とされている。