橋下徹氏が立民批判「何も考えていない」パーティー禁止法案提出も開催予定→批判で中止に怒り

AI要約

大阪府知事や大阪市長を務めた橋下徹氏が立憲民主党の幹部が提出しているパーティー開催禁止法案について批判し、二枚舌や不信感を表明。

立民の幹部が禁止法案提出中にパーティー開催を一時表明していたが、世論批判で中止を決定。

橋下氏は、政治資金パーティーの必要性や立民の対応に疑問を投げかけ、国家運営能力に懸念を示した。

橋下徹氏が立民批判「何も考えていない」パーティー禁止法案提出も開催予定→批判で中止に怒り

 大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は26日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時半)に出演し、パーティー開催禁止法案を国会に提出している立憲民主党の幹部が、当初は開催を予定していたパーティーを相次いで中止する意向を示したことに怒りをにじませながらコメントした。

 立民の岡田克也幹事長や大串博志選対委員長は、禁止法案を提出しているさなかにもかかわらず、近く地元などでパーティーを開く方針を表明していたが、「二枚舌」などと世論の批判が一気に強まり、25日になって相次いで中止を表明した。自民党の裏金問題など「政治とカネ」への改革姿勢を追及する立場ながら、肝心の問題で後手後手の対応となったことに、不信感が広がっている。

 橋下氏は、立民のパーティー禁止法案について「パフォーマンスというか、何も考えていない」と酷評。「既に政党交付金を受けている国会議員はパーティーがなくなってもいいが、新しく政党をつくろうと思った人間は、政治資金パーティーをやらないとどこからもお金はない。知事や市長も政党交付金はもらっておらず、私設秘書を抱えようと思ったら政治資金パーティーをするしかない」と、それぞれの事情があるとも指摘した。

 その上で「何も考えていないから『禁止』と言いながら。自分たちはその最中にやろうとしていた。最初は強気で言っていたが、世論でうわっと批判が起きたら中止にした。泉(代表)さんのこの件に関する会見もグダグダで、こんな人たちが国家運営をできるのかなと心配になった」と、皮肉を交えながら立民の政権担当能力に疑問を示した。