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環境相、死因分析を保全に生かす 放獣で死んだツシマヤマネコ巡り
環境相は、対馬市で放獣したツシマヤマネコが死亡したことを残念だと述べ、今後の保全活動に活かす意向を示した。
ツシマヤマネコは保護され、訓練を受けた後に野生に放たれたが、市内で死亡が確認された。
ツシマヤマネコは絶滅危惧種に指定され、生息数が減少している。
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伊藤信太郎環境相は24日の記者会見で、長崎県対馬市で野生復帰訓練をして放獣した後、死んだことが確認された国の天然記念物ツシマヤマネコについて「残念だったが、原因や追跡データを分析し、今後の保全事業に生かしたい」と述べた。有識者の助言を求める考えも示した。
環境省によると、放獣したツシマヤマネコは野生下で生まれた雄で、昨年7月に交通事故に遭って保護した。対馬市にある環境省の施設でネズミの捕獲や木登りなどの訓練を重ね、今年4月に施設で訓練した個体として初めて放獣。5月に市内で死んでいるのが見つかった。
ツシマヤマネコは、生息数減少に伴い絶滅危惧種にも指定されている。