「3カ国で実務協力を重ねる」日中韓首脳会談に向けて岸田総理

AI要約

岸田総理大臣は日中韓3カ国の首脳会談開催に向け、地域の平和と繁栄に責任を共有する重要性を強調した。

会議では3カ国の協力を強化し、地域の課題に取り組む姿勢を示し、アジアやASEANとの連携を重視する考えを述べた。

今後は高度デジタル人材の育成や次世代自動車に関する戦略策定など、新たな取り組みを進める方針を示した。

岸田総理大臣は約4年半ぶりに開催される日中韓3カ国の首脳会談について「地域の平和と繁栄に大きな責任を共有する3カ国で実務協力を重ねる」と強調しました。

岸田総理大臣

「多くの新たな課題に地域が直面するなか、日中韓プロセスを再活性化させ、地域の平和と繁栄に対する大きな責任を共有する3カ国による実務協力を重ねていきます」

 岸田総理はアジアの未来をテーマとした会合で演説しました。

 5月26日と27日に韓国・ソウルを訪問して行われる日中韓首脳会談について、「3カ国の協力の利益を他の国や地域に広げていく」と強調しました。

 また、「アジアの未来は世界の未来を左右するといっても過言ではない」と述べ、ASEAN(東南アジア諸国連合)との連携を深める考えを示しました。

 そのため、今後5年間で10万人のAI(人工知能)や半導体に関わる高度デジタル人材の育成に取り組むことを明らかにしました。

 また、今後10年間の次世代自動車に関する戦略を策定し、この秋にも公表する方針も示しました。